●岩などの裂け目に小銭を差し込むと幸運が訪れる(汎)
裂け目は女性器の象徴で、この世とあの世の境目を意味する。
そこに金銭を入れることで、あの世が司っている幸運を買う(交換する)わけだ。
賽銭箱は、こうしたこの世とあの世の境目を人工的につくりだしたもので、同じ機能をはたしています。
金銭について、大阪外語大の
井本英一教授はこう述べている。
『中国では、元旦に食べる餃子の中に
銭が入っている場合、幸運とされる。
ヨ―ロッパの復活祭のパンにも同じような伝統があります。
古代ギリシャにもあったし、ゾロアスタ―教徒の間にもあります。
お金には人間の魂を
活気づける霊力があると見なされていた』
●クリスマスと元日の早朝
、小銭を入れた水
で顔を洗うと、一年間、
お金に不自由しない(ロシア)
小銭の精を水
に感染させ、それで顔を洗うことによって、わが身にまで感染させるという『感染呪術』のひとつである。
転載終了モンミ
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