mixiユーザー(id:51725648)

2017年08月14日09:12

20 view

主人想いの小僧(江戸小話)

フォト

元日の朝日の出(山)

あるお店の旦那が小僧をお供に連れて、年始回りランナーランナーダッシュ(走り出す様)をしておりました。

尋ねて行った家ホームの玄関先で、旦那が奥の部屋に向かって、

おじいさん「ごめんください。ごめんください。」と、大きな声で呼びかけるのですが、何度呼んでも返事がありません。


しばらく間をおいて、また呼びかけるのですが、やはり同じ事です。

するとそばにいたお供の小僧が、大きな声で、わーい(嬉しい顔)「は―――いexclamation」と、返事をしました。

すると旦那が怒ってぷっくっくな顔雷

おじいさん「馬鹿めexclamationお前が返事して何になるのだexclamation」と、怒鳴り付けました。

でも、小僧は、大真面目顔をして言いました。

スマイル「でも、このまま誰も返事をしてくれませんと、旦那さまがさぞお疲れになるだろうと思いましたので、気をきかせました」



チャっら〜〜〜〜〜んウッシッシウッシッシウッシッシ








6 0

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する