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2017年08月04日09:08

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会津二岐山の怪樹

今夏、尾瀬に続く山行の第二弾は会津の二岐山。

二岐山は那須連峰の北端にある、丸いお椀を二つ並べた形をした遠方からもスグ判る独立峰。標高1,544m頂上からの360度パノラマが売り物で、山麓の二岐温泉は漫画家つげ義春もかつて訪れた秘湯。

大子から白河を経て羽鳥湖岸を通り3時間。二岐温泉で前泊し翌朝9時20分、御釜神社口から登山開始。ブナとあすなろの巨木の間の長い急坂に喘ぎ、虫にも悩まされ続けて2時間20分。漸く頂上。

狭い山頂には二等三角点と道標だけ。期待した眺望は一面の雲で視界はゼロ。お隣の女岳1,404mも見えません。ガッカリでしたが家内とお握りを食べ少し元気を取り戻して、雨の心配から下山を開始。

無事4時間半で登山口に戻れました。虫にも襲われましたが体力が残っていたので、鉄釜がぶら下がる御鍋神社と二岐峡谷を散策。大丸あすなろ荘の渓谷岩風呂と自噴泉で汗を流して、ブナ山荘に帰着。

下山後に営林署の人と会っただけの静かな山行でした。登山路はブナとあすなろの樹海を進みますが、そんな薄暗い森で異様な巨木に遭遇。太い幹が途中から何本にも分かれて、まるでヤマタノオロチ。

日本神話の恐ろしい八つの鎌首を持つ大蛇です。そのイメージどうりの姿に出くわして、一瞬驚きました。霧の中から突然大蛇が目前に現れる恐怖感です。良く見ればあすなろの変形木のようでしたが。

あすなろの葉はヒノキとそっくり。漢字だと翌檜でヒノキ成り損ないの印象を与えますが、調べると青森県ではヒバと呼ばれ、ヒノキよりも防虫防腐効果が強い高級材でした。残念なネーミングです。


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