養生の術は先ず心気を養うべし。
心を和(やわらか)にし、気を平らかにし、いかりと欲とをおさへ、
うれひ、思ひ、をすくなくし、心をくるしめず、気をそこなはず、
是心気を養ふ要道なり。
心をしずかにしてさはがしくせず、
ゆるやかにしてせまらず、
気を和にしてあくせくせず、
言をすくなくして声を高くせず、
高くわらはず、
つねに心をよろこばしめて、
みだりにいからず、
悲しみをすくなくし、
かへらざる事をくやまず、
過ちあらば、一たびはわが身をせめて、二度とは悔やまず、
只天命をやすんじてうれへず、
是心気を養う道なり
中国での養生の要諦は、
1.勤運動(運動にいそしむ)
2.練気功(気功を練習する)
3.節飲食(食事を節する)
4.暢情志(心をのびやかにする)
5.慎起居(正しい日常生活)
6.適環境(環境に適する)
7.補薬物(薬で補う)
週刊朝日 帯津良一の
貝原益軒 養生訓 より
3番は、「楽飲食」としたい!
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