アメリカの1992年創業のワイヤーワールド。
ダイナミック・オーディオ5555最上階川又ルームでのソナス・ファベール、アマティ・オマージュ・トラディションを使ったケーブル実験でその実力を知ったPlatinum Eclipse 7。
松本ハイエンドオーディオフェアでのNASPECさんの担当に話したら、そのケーブルと上から3番目のSilver Eclipse 7を持参しているというので比較試聴させていただいた。
試聴システムは昨日の日記のとおりです。
ワイヤーワールドは、スピーカーケーブルに限らず、トップシリーズの各ケーブルは4種類。
http://naspecaudio.com/wire-world/speaker_cable-series7/
線材が全部違い、トップから高純度6N銀ソリッド線、2番目が純銀4Nソリッド線、3番目が6N高純度銅に銀メッキ?、4番目が6N高純度銅。
トップのPlatinum Eclipse 7は線材本数も強化されていて、他が96本に対して、144本と太い。
お値段も相当違い、2mで比較すると、トップのPlatinum Eclipse 7が1,895,000円、2番目が102万円、3番目が34万、4番目は186,000円と相当なもの。
なお同社の1番安いスピーカーケーブルには1m700円の切り売りケーブルHorizon、2m18,400円の完成ケーブルStream7というのもある。
だから、無闇矢鱈に高額ケーブルを並べているわけでもないことがわかる。
約190万と34万のケーブルの音質差はいかなるものか興味深く聴いた。
音源はいつものこちらの4曲目SAMBIENTAとNASPECさん推奨のアコースティックギターのニルス・ロフグレンの弾き語りライブ音源、。
いずれも空間情報が豊富な音場録音ソースです。
端的にまとめると、音場の奥行きが明らかに変わりました。
高い方が深く、前後に広がりますね。
ギターのピッキングの倍音の消え方や、弦がピッキングされた瞬間の音がクリアで力強く、リアルさが増しました。
買えるわけがないお値段ではありますが、空間表現まで万全にというハイエンドケーブルの実力の一端を見た思いです。
松本ロイヤルオーディオではいずれアクセサリーフェアも企画されていて、各社ケーブルの比較試聴らも計画しているとか。
メーカー毎の音質傾向と、各メーカーのケーブルのグレード違いと価格で予算に合わせたチョイスが出来ればいいなあと思った次第です。
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