こちらのテクニクスの新型スピーカー SB-G90
ユニットのマウント方式がバッフルに固定するのではなく、マグネット部分をサブバッフルで固定していました。
これならフレーム歪みも発生しませんし、動作支点も明確になるなど理にかなっていますね。
ちょっと前まで聴いていた値段が10倍のソナス・ファベール社のガルネリ・オマージュ・トラディションと同一比較してはいけませんが、2本で20万円台と値段を知るとびっくりするほど、空間情報の再現性から、低音再現もしっかりしたものでした。
他方同じお値段の伝統JBL創立70周年を記念したスペシャルエディションモデル、
3ウェイ スタジオモニタースピーカー「4312SE」26万円
こちらは左右バッフルにツライチで横一列に音像が並んで、空間エアーはほとんど感じられなかったです。
低音もボンボン鳴っていて、着ぶくれして、尾を引く、曖昧な低音で懐かしいというか、古い低音再現と申しますか・・・
このダイナミックオーディオ最上階での常用ソフト
このシンセサイザーの通続的低音のピッチが変わるあたりがよく聞き取れません。
■UNCOMPRESSED WORLD VOL.1
http://accusticarts.de/audiophile/index_en.html
http://www.dynamicaudio.jp/file/100407/UncompressedWorldVol.1_booklet.pdf
TRACK NO. 4 SAMBIENTA
ボーボーしているだけで川又店長さんが表現するここが出ないのです。
その背景に重厚なシンセサイザーによる重低音が響き始めると、通奏低音の響きに
これ程の脈動感が含まれていたのかと、HIRO Acousticで聴いた同じ曲との比較を
私の頭脳が勝手に始めてしまい、頭の中に出力されたチェックシートに私は目を通していく。
このシンセサイザーによる低音は途中から音階がぐっと下がる場面があり、その変化を
AMATI Traditionは音色と質感を忠実に維持してぐっと沈み込む重厚な低音として
軽々と再生してくるのだから恐れ入った!
そう、軽々というのは楽音の質感、音程的に軽いというものではないのです。
低域の反応が素早く軽く楽音の質感をしっかりと維持しているという事なのです。
以上
ドラムを叩きだして、ベースのピッチの聞き取りにも苦労した中高生時代のOTTO LOD、サンスイら日本家電メーカーシステムコンポーネントの低音を思い出したくらいです(さすがにそれはないですが・・・)
。
価格同じとすると物量投入コストもそう変わりないとすれば、もはや最新スピーカー思想を取り入れるのか設計思想の違いかなと見ました。
ログインしてコメントを確認・投稿する