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2017年07月11日08:59

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ギッシリ歴史書棚

先月見学した東洋文庫ミュージアムを御存知ですか?

都内に数多い美術館博物館ですが、08年と12年に「ぐるっとパス」片手にバイクで廻ったのが50か所。既にかなり廻ったものの、今春の智美術館のように、訪れてない所もまだ少し残っています。

駒込駅から10分の六義園近くの東洋文庫ミュージアムもその一つ。手にした「安政の大地震展」チケットには、ユーモラスな巨大ナマズに刀槍で戦う江戸の人々が描かれた浮世絵。これは面白そう。

途中の案内板には、国会図書館分館東洋文庫とありました。どんな所でしょうか?近づくと10階建はある巨大なサイコロ形したビル。四角いコンクリート箱で窓がありません。収蔵庫でしょうか?

入口をくぐると突然に小岩井農場の乳製品の陳列。尋ねると東洋文庫は三菱創始者の岩崎家が創設したもので、小岩井の岩は岩崎の頭文字。図書館機能も併せ持つ戦前からの東洋史の研究の場でした。 

収蔵書は、古事記等の国宝も含む岩崎家が蒐集した古文書と、欧米で出版された東洋関係書籍を集めたモリソン文庫で構成されていて、一番の見所は床から3階天井迄が全て古書で埋まった書庫書棚。

凄い冊数です!一生かけても読み切れないですよね。タイミング良く館内ツアーがあり、江戸の古地図やテーマの地震に纏わる浮世絵を解説して貰いました。説明を聞かないと素通りしてしまいます。

古今和歌集や方丈記といった、後世の写しでも超レア本が陳列されています。ミュージアムスペースは意外と狭く、エレベーターが無く階段で昇る必要があるなど、見学よりも研究の場といった感じ。

床材に貴重な赤い硬木が使われる等、建築意匠面にも関心が向きましたが、それは又の機会として、芝生を望む別館カフェで小岩井ケーキを味わい後にしました。歴史書好きにはたまらない所ですよ。
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