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2017年07月05日06:18

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低音楽器の3D定位

まだステレオサウンド誌らでも試聴用スピーカーは4343ないし4344の時代ですから、今から30年近く前になりましょうか。

富山のクリアサウンドイマイさんで、ヴァンダースティーン、アポジ−、マグネパン、マーティンローガンといった当時最新理論のアメリカスピーカーでサウンドステージという概念を今井社長さんからだいぶ教えられて、オーディオマニア、雑誌よりも早く「サウンドステージ」という概念を体感することが出来ました。
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中でもダイナミック方式のスピーカーユニットの上記ヴァンダースティーン。
ユニットのタイムアライメントのみならず、その放射特性までコントロールされて音場感まで再現する能力には当時ホーンどっぷりの自分には目から鱗だった記憶です。

完全に理解できたのは、当時のJAZZべったりから、音場感がソフトに大量に含まれたクラシックも熱心に聞くようになったソナス・ファベール社のガルネリ・オマージュ導入した2003年前後からですが・・・

それはともかく、上記平面型ら今から考えると、サウンドステージが問われていたのは中高域中心。
低域はまだまだそもそもカッティングが困難で定位も曖昧なアナログレコードの低音マスタリングの癖(低音だけモノラル)が残っていたのか、真ん中に置いておけばいいくらいだったのかもしれません。

同様に正直そういった音場型といったスピーカーにも今から振り返ると低音楽器までの音場再現能力まではなかったと思います。

ところがこの最新マジコ社M3 ソナス・ファベール社アマティ・オマージュ・トラディションらの現代最新スピーカー

これら聴くと、低音打楽器の3D定位までソフトに入っているソースから正確にそれが再現されて、その残響の消え方から空間がわかるまでになっていました。

製作側でもサウンドデザインでは、かつての音質と左右のどこに置くかだけではなく、3Dを意識して残響を人工ではなく、ナチュラルエコーを使うなどしてだいぶ変わって来たイメージです。

テレビで言えば、ブラウン管時代からハイビジョン、4K、8Kになるにつれて、奥行き感もよりはっきりしてきたのと同じような・・・

現代ハイエンドに問われる能力はローエンドに至るまで精緻なサウンドステージを描けるかが問われる第三の段階に入っていると感じられ、こちらも第三のマイオーディオブームです。

このスペンドール最新スピーカーとソナスとの比較試聴で低音楽器までの音場感!これを決定的に痛感してある意味ショックレベルでもありました。
https://blogs.yahoo.co.jp/tiromie/archive/2017/6/24

これもプレーヤーやアンプで音場の広がりに差異が出ることも実際に体験して、そんな観点からのアンプの再点検が今後必要になってくる予感がしています。

ところで、ラジオ局エンジニアからいきなりサイモン&ガーファンクルの一連のヒット曲や、ボブ・ディランのライク・ア・ローリンストーンのレコーディングからマスタリングまで手がけて一躍脚光を浴びた名人録音エンジニア ロイ・ハリー。

ポールサイモンの新譜で現場に返り咲いています。
彼の現在のオーディオは現代ハイエンド ウィルソン・オーディオのX-2 Alexandriaでした

70歳を超えたベテランも愛用は現代思想のスピーカーである意味安心しました。

低音の3Dらの聞き取り。経験とスキルが要ります。
ホーンからの実体験からは昨日までホーンで今日から第三世代現代スピーカーとの違いがいきなりわかるか疑問でもあります。
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