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2017年06月25日22:17

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踊り狂え!東京音頭!

ハァ 踊り踊るなら チョイト
東京音頭 ヨイヨイ
花の都の 花の都の真中で サテ
ヤットナ ソレ ヨイヨイヨイ
ヤットナ ソレ ヨイヨイヨイ

我らが東京ヤクルトスワローズ。不甲斐ないです。実に不甲斐ないです。
そりゃもう、私が野球観始めた80年代の武上、土橋、関根監督。ずっと不甲斐なかった。古くは国鉄スワローズ時代、産経アトムス時代、ずっとずっと不甲斐ない球団であり、かの故・岡田応援団長は、そんなスワローズを愛し、判官びいきの人々に愛され、そして東京の地元民に愛された球団。
ヤクルトファンは、ヤクルトファンを公言することはできず、東京の僕の育った地元・杉並区の学校では、巨人ファン7割、西武ファン2割、残りの1割が各球団であり、その残りの1割の中のさらに少数派にヤクルトスワローズのファンがいる有様(何故かバリバリの東京っ子の中に阪神ファンやら広島ファンやらが存在していて意味わかんなかった)。
いやきっと、スワローズが好きだという人はもっといたのだろうが、名乗り上げれず、フラストレーションのたまる日々だったろう。
ちなみに、私の中学でスワローズファンに出会ったのは0。高校時代に2名ほど。大学時代にはようやく野村ヤクルトの黄金時代で、「私はヤクルトファンです!」という人がそこそこ登場してきた。
かくいう私も、親父をはじめとする地元の影響下、巨人ファンの少年期をすごしたわけであり、今になってそんなヤクルトファンの苦悩に思いを馳せてホロっとするのである。

というわけで、ここ最近は、かつての不甲斐なさ全盛時代を彷彿とさせるスワローズ。
大洋ホエールズと5位、6位争いをしていた頃のスワローズで、この日記においてスワローズネタを封印していた私も、ついに書かねばならぬ時がきたのである。
その大洋ホエールズ(現・DeNAベイスターズ)でさえ、今は3位Aクラスに食い込んでいて、昨日今日とスワローズに完封2連勝なのである。
ちなみに僕が神宮へ行くときは8割程度勝っていて、例えば先週16日の日本ハム戦では劇的な荒木の2ランで逆転勝ち、今週23日のDeNA戦では、逆転につぐ逆転で延長10回裏、武内の見事なサヨナラヒットという、激戦を制し、非常にドラマチックでもうトランス状態な試合だったりして、僕としてはあまり負けているイメージがない。
しかし、現実をみると、13連敗して球団史上ワースト記録を作り、その後も負け越しを続けていてメディアに散々叩かれているジャイアンツよりさらに下の最下位という、「いったいどうしたらこんな成績になれるんだ?」というミラクルチームなのである。
でまあ、僕がみたミラクル逆転劇の2試合なんだけど、刹那的な興奮に酔いしれてトランス状態にはなった。
だけど、冷静にみている自分もいて、中には「この勝ちによって今シーズンの流れが変わるんじゃないか?」と期待するファンもいたが、それはないって思う。
そもそも、優勝するようなチームは、滅多にミラクル逆転劇なんてしないんですよ・・
かつての常勝チームをみていると、いろんな意味で同質の傾向がみえる。
野村監督黄金時代のスワローズは、極めて冷徹に、徹底的に勝ったし、
落合中日は、打線が1点でもとれば、面白くないほどに守りが徹底してその1点を守り抜いたし、
広岡・森の西武ライオンズにいたっては、もう憎たらしいほどに徹底的に足で引っ掻き回し相手のミスや緩慢プレーについては徹底的に陥れていた。
だから、球場に観に来る人が盛り上がるような逆転につぐ逆転でサヨナラ勝ちするというミラクルな試合は少なかったと記憶している。
今日も当たり前のようにしかるべきところで点をとり、当たり前のように抑え、気づけば見慣れた勝ちパターンにはまって、今日も同じように勝っていた。
僕は実際にその時代を知らないが、巨人のV9時代も同じような感じだったという。
長嶋・王のイメージは、打って打ってうちまくって毎日快勝!と思われるが、実は地味に足で引っ掻き回したり、手堅いバントの後、手堅くランナーを返すというような試合だったそうだ。
だから、V9の立役者は長嶋・王ではなく、実は柴田・土井・黒江などといった地味な選手の功績が大きいらしい。
ちなみにあの世界の王さんでさえ、打てないと判断するやセーフティーバントに切り替えるなどして、なんとしても出塁するような選手だったそうだ。
現在のスワローズが、このようなチームと張り合えるほどのレベルか?
特に今のセ・リーグには、投打がかみ合い、1〜4番までが誰でも走れる恐怖の打線をもつ広島を除いてはさほど怖いチームはなく、ある意味ドングリの背比べともいえるが、その場合、これだけ主力選手がケガ・故障で戦線離脱しているスワローズは、まずをもって最下位に甘んじるのは必然だろう。
だから、僕は来シーズンへ向けたチームの建て直し、二軍でくすぶっている選手の起用、打順・先発ローテなどの試行錯誤で、いろいろと実験してみるシーズンにすべきではないかと思っている。
まあ、後は、劇的でドラマチックな試合をたまにやってもらったり、後半戦に広島や阪神をいじめて引っ掻き回したり、という試合をみせてもらえれば満足である。
まあ、僕のような単なる野球好きの野球オンチがいうのもなんだけど、僕程度がこれだけ言えるくらい、わが国には野球は浸透していて素人でもそこそこの的を射た発言ができるような競技であるのもまた事実。
そんな競技の代表に選ばれているプロの選手・指揮官・フロントは、そういう目に晒されていることはもっと意識して戦略・戦術を組み立てて欲しいものである。

さて、今年のスワローズ。故障者が続出しているのが勝てない要因の最たるものであることも事実。ざっと記憶しているだけで、故障者はこれだけ
小川・山中・川端・畠山・バレンティン・中村・西田・・・
もっとも西田は今日から出ているらしいが。
なんとまあ・・主力選手が次から次へとって思うんだけど、故障者が多い原因って、素人考えでも、練習不足だって思ってしまう。
昨年のキャンプや自主トレなどで、鍛え抜いてないんじゃね?と。
これも昨今気になってはいるんだが、選手生命を少しでも長引かせるために自分を大事にするのはいい。だが、大事にしすぎてやしないか?
仮にも、プロ野球選手は、全国から選ばれた集団であり、その中で、1軍レギュラーを勤められる選手はほんの一握り。
そこで結果を出し続ける義務があり、結果を出してこそファンもついてくるってものだ。
だから、毎年毎年、極限まで練習し己を鍛え上げ、1年フル出場する体を作り上げるのは、当然のことと思う。
今時は、根性論だとかシゴきって流行らない、スポーツ科学の理論に則りスマートに無駄を省き最善のトレーニングっていうが、僕はシゴいて血反吐はくまでやんないと身につかないものはあると思う。
ケガの回避にしても、それだけの猛練習の結果、ケガの回避の仕方を体が覚えていくのである。
イチローを見習ってほしい。あれだけ長年プレーしてそこそこの実績を残せたのは、たゆまぬ努力の結果だし、かつての名選手、王・野村・張本など、鉄人のごとく故障しなかったというが、普段の練習も半端なかったらしい。
また、V9時代の巨人は、V1時のメンバーとV9時のメンバーで、ほとんど人が入れ替わっていないという。
これは、何を意味するか。
誰もその期間、故障で長期離脱する人がでなかったということだ。
これは、当時の一流選手は、普段からいかに鍛錬を続けていたかということだろう。
プロ野球選手は、常人離れした猛練習をすべし!スワローズの選手たちも、それを肝に銘じてほしい。勝敗は時の運で負けるのは仕方ないが、少なくとも主力選手たちは勝ち負けに関係なくそう簡単に離脱なんかしちゃいけない。

とまあ、厳しいことも書いたけど、
故・岡田応援団長の残した遺産。傘降り、そして東京音頭。シンプルだが愛着の持てるこの伝統的応援スタイルで、神宮球場には多くのファンがやってくる。
きっと僕と同じく、なかなか周囲にはスワローズファンというのが恥ずかしくて言えず、でも東京音頭に癒されるために球場に足を運ぶ、そんな球団であることには変わりない。
ファンクラブ名誉会長の村上春樹氏も、スワローズは5位6位争いで5位を勝ち取ってくれれば嬉しい球団と言っているし、そんな温かい目で見守っていたいものである。

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