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2017年06月25日10:15

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片道勇者TRPG公式キャンペーン

【TRPG感想】
先日は自分がGMの片道勇者TRPG(注1)でした。

新作……といっても発売からもう1年経っててサプリも2本出てるんですが(苦笑)。
フィロスは初プレイだったので一応新作ということで。

有名なフリーゲームの「片道勇者」がTRPGになったというのが売りらしいです。
ただ、フィロス含め今回プレイしたメンバーには片道勇者の経験者がいなかったので、ちょっと原作らしいかどうかの判断はできませんでした。

制作は冒険企画局。
まあ、なんていうか、冒険企画局らしい、アバウトにサバイバルな感じのゲームでした。

原作もそうらしいのですが、基本的に「死んだら転生して、少し変わった新しい世界でもう一度チャレンジ」するというゲーム。
1回のセッションが1時間で終わるって裏表紙に書いてありますが、本当に1時間ぐらいで終わりました。
今回は、時間やもろもろの都合もあり2周してみました。

一応「公式キャンペーン」のルールでやってますが、2周しかしてないので全くネタバレ要素はありません。

◆キャラクター紹介
■名前(PL名):アンドロメダ(ソウ)
性別/年齢/種族:女→男/21/人間
クラス:剣士→騎士
ゲーム的特徴:
1周目は物理アタッカーな剣士。
2周目は防御力すごいタンクな騎士。

剣士の《強打》が本当に強いんでみんなで「すげーすげー」言ってました。

ロール的特徴:
女剣士から男騎士へ。
男騎士は主人公っぽいロールプレイでした。

その他:
ソウさんです。
スイッチが入るとすごいソウさんですが、今回みたいに初プレイの上に細かく分かれるセッションではエンジンかかりきらなかったかなぁ。
まあ、フィロスも同感なんですが。

■名前(PL名):エストリア(しゃめ)
性別/年齢/種族:女/20/人間→耳長
クラス:騎士→剣士
ゲーム的特徴:
アタッカー剣士になるときに強力な武器である「耳長の剣」を手に入れるために耳長に。
でもまあ、2周目は戦闘なかったんですけどね(苦笑)。

ロール的特徴:
このゲームはロールプレイをすることで判定に+1のボーナスが付くんですが、積極的につけにいった印象でした。
真面目な女騎士でしたね。ええ。
オークがエネミーにいないのが残念(笑)。

その他:
久々のしゃめさんです。
でも周りの人に合わせるフレンドリーなゲームスタイルは変わらず。
彼がいるとゲームが回りやすくなるのでとてもありがたいです。

■名前(PL名):ユーノ(kou)
性別/年齢/種族:男/10/獣人
クラス:狩人
ゲーム的特徴:
一か八かの敏捷一点特化ビルドで結構活躍してました。
1周目で熊を倒したのがハイライトかな?(笑)

ロール的特徴:
世界観的に獣人というのがよくわかってないプレイヤーたちだったので、アイルーとフェレットを足して2で割ったような外見ということに。
愛くるしい外見と腹黒な中身のギャップ萌えでした。
……萌えたかどうかは人によるよね(苦笑)。

その他:
頭の回転が最も早いkouさんです。
一瞬でゲーム的有利を見抜く眼力によって初プレイのゲームのはずなんですがけっこう活躍してました。

◆粗筋
片道勇者TRPGの世界観をざっくり説明すると……。
・西からは触れると死ぬといわれる「闇」が迫ってくる。
・東にいる魔王を倒せば闇は止まるといわれる。
・勇者たちは東へ、東へと旅を続ける。
・世界の果てまで行っても魔王を倒せなかった場合、一度世界は滅びて、次の世界でもう一度挑戦する。
こんな感じかな。

そんなわけで今回は「1周目、2周目」「1日目、2日目」という感じで分けて感想を書いていきたいと思います。

■1周目-1日目
東へと進む勇者たちですが、マップは「北、中部、南」の3つに分かれてます。
この三択を繰り返して、経過日数を重ねつつ東へ進んでく感じです。
行動は昼と夜に分かれていて、昼はGMが指定したイベント、夜は交流や偵察という選択肢からPLが選べる感じです。
このあたりのシーンで行動がきれいに分かれるのは冒険企画局っぽいですね。
昼夜の区別は原作再現だったりするのかな?

3人の勇者はとりあえず中部をチョイス。
そこではこそこそする怪しい男に遭遇。
世界が滅びるかもしれない時に怪しい密輸品を運んでる闇ギルドの運び屋でした。
この世界の危機意識のレベルに参加者一同首を傾げつつ、とりあえず交渉判定したら密輸品をもらえました。
使用すると敏捷判定が上がる毛皮ということでユーノが持つことに。

夜行動ではみんなまだよくわからないので「交流、偵察、探索」をそれぞれチョイス。
偵察は翌日のマップのイベントを調査する行動で、エストリアが成功したんですがランダムイベントであることがわかっただけでした(苦笑)。

交流は、ユーノが「毛皮が身体に合わない」とエストリアに相談。

探索は、アンドロメダが確かモンスターと戦ったんだっけかな?

■1周目-2日目
2日目はそれぞればらばらになってみることに。
北部ではユーノがダンジョンに挑みました。
確か竜人の騎士とガチンコして「勝てるのか?→ユーノ敏捷たけえ!→ダメージくらいつつ辛勝」って感じでした。

中部と南部ではエストリアとアンドロメダが買い物とか戦闘してました。

そして登場する魔王。
このゲームの魔王は「2日目、4日目、6日目の昼行動終了後に登場する」と決まっています。

膨大なHPを聞いて戦慄するPCたち。
しかもみんなバラバラのエリア。
魔王は1人しかいないので、エストリアの前に魔王が登場。

ここで少しルール解説すると、このゲームは「魔王を倒す」という全員共通の目的の他に「クエスト」という個人個人の目的もあります。
このクエストは公開条件を満たすまでは他人には教えてはいけないルール。
ちょっと意味がわからなかったんですが、多分原作再現というよりは冒険企画局お得意の「秘密」ルールの継承なのかなぁ。
クエストは本来PLが(GM相談としつつ)自由に選べるのですが、数が多いので今回はランダムに決めてもらいました。

魔王と遭遇したことで、エストリアの公開条件がクリア。
そのクエストは「凶悪な魔王を倒す」というもの。
簡単に言うと、普通よりも魔王が強化されて、それを倒すと普通よりもたくさん経験値がもらえる。

ただでさえ、他のモンスターとは一線を画する強さを持つ魔王が、さらに強化されてびびるエストリア。
ここは逃げの一手です。

そんな戦慄をエストリアが感じている頃、北部ではユーノがクエストの公開条件をクリアして「宿敵のクマと倒す」をしてました。
なぜか一人だけマタギみたいなことになって、しかも瀕死の傷を負いながらも倒すというドラマチックな展開。
1人だけ別ゲームです(苦笑)。

夜行動になると、魔王が追撃してくるんですが、この魔王のランダム行動がことごとく所持金を減らす攻撃。
しかもすでに所持金がなくなっているエストリアばかり。

夜行動が終わると魔王は「ち、時間か」と言って消えてしまいます。
この辺りも色々と秘密はあるんですが、キャンペーン初期では謎が一切公開されないので「??」となりがちでしたねぇ。

もうこれ以上東にはいけない「世界の果て」に辿り着くと、PCたちは闇に飲まれてしまいます。
これで1周目はおしまいです。

伝説ポイントと呼ばれる経験値を手に入れて、次元倉庫と言われる世界をまたいでアイテムを受け渡しできる倉庫に所持品を収めます。
熊を倒したことで他の2人よりも少し多い伝説Pを手に入れたユーノは、次元倉庫を拡張して多めにアイテム引き継いでました。

■2周目-1日目
キャラクターシートを新しくして、いざ2周目。
前衛だった2人はクラスを交換して、装備を充実させました。
ユーノは弓矢+敏捷特化が強いってことで引き続き。

今度はGMも手を抜かないできちんとマップを書いてみました。
1日目は「村、ダンジョン、ランダム」の3択。
3人とも「3人そろって敵を倒してレベルを上げよう」ということでダンジョンに行くことに。

ただここでラッキーなことに戦闘無しで経験値GETできる結果に。
遭遇表をランダムで振るとこうなることもありますね。

夜行動では「交流で行為を増やしておけば魔王へのダメージが増やせる」ということでユーノとエストリアは交流。
アンドロメダは探索で謎のハイテンション防具屋に会ったりしてました。

■2周目-2日目
2日目はとりあえず3人そろって中央部に。
確かランダムの結果、村だったような気がします。
魔王は出てきましたが、とりあえず逃走。
PLたちの機転によって追撃表も「所持金を他のPCに渡して0のやつに所持金減少」とか「貴重なアイテムを持ってない相手にアイテム破壊」とかばかりでした。
ぐぬぬ。

ちなみにクエストは3人とも公開できました。
「城から出たときに王様から気遣いの品をもらえる」
「このキャンペーン中、登場するNPCが個性的になる」
「魔王に会った時に、王様が殺される公式キャンペーンイベントが発生する」
という3つでした。
アンドロメダが主人公っぽい台詞を吐いて王様から「お前は他の勇者とは違うと思っていた」とか言われてました。
でもその直後に強制イベントで王様死んでしまうっていう……。
まあ、次のループで王様復活してるんですけど。

◆反省と考察
ロール:3点
ゲーム:2点
ストーリー:2点
ボーナス:3点

ロールはまあ普通かな。2点か? いや3点にしとこ。
ゲームは、多分もっと使いこなせれば面白いのかもしれないけれど……2点。
ストーリーも多分原作を知ってたらもう少し面白かったのかなぁ。
ボーナスは新しいゲームができたので+1点なのだけれど、ロールプレイのもうひとつ感を相殺して3点。

◯良かった点
・積みゲームひとつできたー。
・慣れないゲームをやりたいというワガママに付き合ってくれた仲間たちに感謝。
・確かに一回1時間でできた。

◯悪かった点
・10回繰り返さないと公式キャンペーンシナリオが終わらないのはちょっと……。
・メタ知識を利用するかどうかで攻略難易度が大きく変わる。

個別解説。

・積みゲームひとつできたー。
2016年は結構たくさん新システムが発売されて、そこそこ買ってるのだけれどやる機会がなくて積んでるものが多い。
そのうちのひとつを消化できたぞ。やったー。

・慣れないゲームをやりたいというワガママに付き合ってくれた仲間たちに感謝。
実はこの日は違うキャンペーンをやる予定だったのだが、PLの1人が急用でキャンセル。
前日夜からどたばたしつつこのゲームの準備を進めたのだった。
準備不足なGMに協力してくれたPLさんたちに感謝!

・確かに一回1時間でできた。
ルールを見ながらやって戦闘も3回あった1周目は2時間半ぐらい。
さくさく進めた2周目は戦闘も1回もなかったので1時間かからないぐらい。
確かにスピーディに進むが……。

・10回繰り返さないと公式キャンペーンシナリオが終わらないのはちょっと……。
1セッションが短時間で終わり、キャンペーンが主軸となるゲーム構造。
ただ、公式キャンペーンのクエストは、ルールブックによると「10回ぐらいかかるんじゃないかな」とのこと。
1回が普通のセッションの半分の時間で終わると仮定すると、全5回ぐらい、なのかなぁ。

できれば「まず知らない人を取り込むなら1回で面白さがわかる」ゲーム構造にしないといけないのかなと思うんだけど。
原作を知ってる人が楽しめればそれでいいのかなぁ。

・メタ知識を利用するかどうかで攻略難易度が大きく変わる。
これはいいとこなのか悪いとこなのかわからないが……。
そもそもクエストの中に達成が簡単で強力なものとか、そもそもシナリオやキャラ次第では絶対達成不可能なものとかある。
転生するクラス決めも、バランスによっては組み方決まってきそうだし。
表の中身とかを把握したメタ知識を利用したプレイとそうじゃないプレイでかなり難易度に差がある。

今回の面子では比較的PL知識とPC知識を剥離して考える集団なので「え、これっていいのかな」という思う場面がいくつかあった。
ただまあ、これはもしかしたらそもそも「死に戻り」を世界観的に肯定しているゲームなので、原作再現の雰囲気なのかなーとも思う。




という感じでした。
原作を知らないせいか、初プレイで手探りでやったせいか、1ゲームが短いせいか……。
ちょっと盛り上がりにかけるプレイになってしまったという印象。
キャンペーン全体としては面白そうな雰囲気はあるんですが、元から全部決まってるのもなんだかなぁという印象。
まあ、これは公式キャンペーンだから仕方ないか。

一度原作を知っている人のプレイ風景を見てみたいな、と思いました。
……と思ってたら動画リプレイとかがが公式で公開されてるらしいですよ?
そっち見てみようかなー。
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