mixiユーザー(id:16748406)

2017年06月01日08:44

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木ノ下歌舞伎を見た

昨日は雑用を片付けて11時開演の池袋のあうるすぽっとへ。
出し物は鶴屋南北の名作「東海道四谷怪談」です。
完全通しと云う事で期待して行きました。
H列21番で観劇。

先ず、驚いたのは、案内のアナウンスの「東海道」のアクセントの置き方が違う。
今の平坦な言い方になってました。
二字目お越しで無いと・・・南北になら無い。
これは、登場人物の民谷伊右衛門も中途半端なアクセントでした。

全体的に「鼻濁音」がやはり駄目でした。
そして、一番驚いたのが足運びの出鱈目さでした。
武士達が、まぁ 自由な事 左からだったり右からだったり・・・嗚呼!
*同じ人物が・・・です。

そして職業病ですが、座布団の後ろ前がまったく出鱈目。
同じく「三方」の後ろ前がやはり間違ってました。
所謂 江戸と武家式学の常識が無い人の演出だと思いました。
役者個々の「資質」が良く解りませんが全体的に声の幅が有りません。
所謂「台詞術」が・・・まったく感じませんでした。

芝居の構成は良かったと思います。
特に、歌舞伎座でもあまり上演頻度の少ない「三角屋敷」と「小塩田隠れ家」が上手いテレコでした。
夢の場も仁左と玉三郎以外はあまり印象に残ってませんが「七夕の歌」が生きました。
そうそう 「陰亡堀」の下座音楽が、長唄「松の緑」の前弾きを使ってましたが・・・。
どう云う意味があるのか? 理解不能??。
それまでは現代音楽だったんですが、この場だけ三味線音楽でした。

期待しすぎだったから・・・がっかりしました。
原作者・鶴屋南北が見たら・・・嗤っているかしら?
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