今日は、宇都宮市が主催する徳次郎宿散策ツアーに参加して来ました。
午前9時出発、正午解散の3時間でしたが、
8kmほどの行程で、暑くて結構日に焼けました。
30名ほどの団体でしたが、かつての職場の知り合いもいました^^
徳次郎宿は、宇都宮市の北部、日光街道沿いにあり、
現在は徳次郎が大字になっています。
公的な機関の呼び方は「とくじろう」ですが、
地域の人々は「とくじら」と呼んでいます。
僕もそうです。
江戸時代には宿場として繁栄しましたが、現在は、宿泊施設はありません。
しかし、文化財が多少残っているので、
宇都宮シティガイド協会の方が案内役になってくれました。
最初に行ったのが、徳次郎城跡です。
築城時期は不明ですが、宇都宮第22代城主宇都宮国綱の家臣、
新田徳次郎昌言が築城したと伝えられていて、
1597年(慶長2年)、宇都宮氏滅亡とともに廃城となりました。
地域の方々が案内板などを設置していますが、
特に整備されている訳ではなく、林の中を歩いた感じでした。
次に行ったのが智賀都神社です。
778年(宝亀9年)創建と伝えられています。
ここは女性の宮司さんで、直接説明して下さいました。
鳥居の脇に樹齢約700年の大ケヤキがあります。
更に、麦が実り、田植えの終わった水田などの田園風景の中を歩いて、
水利のために造成された二宮堰に行きました。
二宮尊徳が設計し、尊徳の弟子の吉良八郎が1859年(安政6年)に完成させたものです。
更に道祖神などを見てからUターンし、
高谷林の一里塚に行きました。
ここは、江戸から29里(約116km)の地点です。
1983年(昭和58年)に一部修復整備したとの事でした。
最後に宇都宮市水道局第6接合井に行きました。
1915年(大正4年)に完成したもので、現在は国の登録有形文化財になっています。
宇都宮市の水は全国的にも美味しいとの評判があり、
水道水の美味しい都市32選に入っています。
その理由の1つとして、
日光市(旧今市市)で取水して浄水した水を、引いているからとの話があります。
現在では人口が増えたため、この水だけでは足りなくて、
他に5か所ほど地下水などを取水しています。
因みに、僕の家は日光の水ではないようですが、それでも美味しいと思っています。
今市浄水場から宇都宮市の配水場までの26kmを送る際、
高低差が240mある事から、水圧を調整する必要があり、
このため、6か所の接合井を作りました。
1949年(昭和24年)の今市地震によって、他の5か所は被害を受けました。
しかし、この第6接合井だけが創設時のまま残ったとの事です。
内部は見られなかったのが残念ですが。
日程にゆとりがなくて、団体行動ですから、
思うように写真が撮れませんでしたが、
一応撮って来ましたので、宜しければご覧下さい。
http://photozou.jp/photo/album/2882708
解散後、美味しい蕎麦を食べて、帰宅しました。
暑かったのですが、気持ちの良い風が吹き込んで来たので、
午後はのんびり昼寝をしました^^
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