第19回東京03単独公演「自己泥酔」　前編

第19回東京03単独公演「自己泥酔」に行きました。
今回は、バラエティ豊かなコントだったと思います。東京03らしいオーソドックスなリーマン物もあり、豊本氏が身を削った物もあり。
最後のコントで、角田氏の眼鏡がすっ飛んだのは、演出だったのか、偶然だったのか？２回とも、凄く綺麗に飛んだので。

初めて、草月ホールの２階席で観ましたが、見やすかったです。実は、先行でも一般でもチケットが取れなかったのですが、ツイッターに『チケットが取れなかったから、ここで、03ライブがついえてしまうのか。』と書いたら、親切な人が『チケット復活してますよ！今なら買えますよ！』と教えてくれました。有難い。ギリギリで購入出来たっぽいけれど。
私の席の隣りに業界人っぽい人がいたけれど、その人達も笑ってた。03と仕事をしたコトがあるらしく、最初、厳しい事も言っていたケド、ライブ見て帰る時、「やっぱり、03面白いっすね。」と言っていて、何か嬉しかった。

グッズを色々売ってました。あまりＴシャツに興味を引かれない私ですが、今回のＴシャツのデザインは夏っぽくて良かったなぁ。買おうかどうしようか最後まで悩んだ。
そして、いつも、東京公演では出来ていないパンフレットが出来ていた！初めてパンフレットを作った時以来じゃないか？パンフレットが初日からあったの。いつもは、通販でライブ仲間と一緒に買ってました。そのライブ仲間に会場で会って、「パンフレット売ってる！物販並んだ方が良い！」と教えてもらいました。有難う。
他、マフラータオルや、クリアファイル。いつも通りＣＤも売ってました。

　
会場のお花。電気グルーヴの石野卓球氏と、劇団四季。四季は、近くに与座よしあき氏のお花も並んでて、「並べ方！」と思った（笑）。（小さい鉢植えのお花でまとめたんだとは思う）

※以下、第19回東京03単独公演「自己泥酔」の感想を書きます。公演は続いていますし、ＤＶＤになります。ネタバレになる部分がありますので、ネタバレＮＧの方は、ここから先は読まないよう、お願いします。てか見て。ＤＶＤでも良いから見て。面白いから。

では、ネタバレＯＫの方のみいらっしゃいまし〜。

第19回東京03単独公演「自己泥酔」
会場：草月ホール

※以下、お品書きです。
・ＯＰピアノ（大竹涼太氏演奏）、自己泥酔のピアノ
・ＯＰコント　自慢話の話
・ＯＰ映像
・エリアリーダー
・エリアリーダー憧られ48手（映像）
・トヨモトのアレ
・トヨモトの反省（映像）
・ステーキハウスにて
・角田のインタビュー＆ＭＭＲの歌（映像）
・小芝居
・小芝居の稽古（アニメ映像）
・悲しい嘘
・私、嘘をつきまーす（映像。物販宣伝の歌）
・謝ろうとした日
・ＥＤ

・ＯＰピアノ（大竹涼太氏演奏）、自己泥酔のピアノ
静かで甘いメロディだったが、自己泥酔ソングだったらしい。スクリーンに03メンバーの名前が出る。

・ＯＰコント　自慢話の話
居酒屋。社長（角田）が社員（豊本＆飯塚）と飲んでいる。社長「この間、ＩＴ関連の会社の懇親会に行ったんだケド、何か、何百万の時計持ってるとか、日本に数台しかない車持ってるとか、そんな自慢話ばかりでガッカリしちゃってサ。」　飯塚「社長は、そういう自慢話しないですもんね。」　社長「俺はそういうのあんまりね・・・。そこに、大学時代の友達もいたんだケド、そいつも、そういう話する奴になっててサ。何だかなぁ〜って。」　社長は、自慢話が嫌いで、そういう話をするような奴はどうなんだろう？というコトを言うも、豊本「あの・・・良いですか？社長が今言ってるのって、自慢話をしない俺っていう、自慢話ですよね？」　社長「・・・・え？・・・」（社長落ち込む）　飯塚「バカ！豊本。そういうコト言うなよ。社長落ち込んじゃったじゃねえか！そういう、複雑な自慢話の話してるんじゃないんだよ。ねえ社長。」　社長「・・・ああ・・・でも・・・あぁ、そうだな。それも自慢だよな。豊本、ハッキリ言ってくれて有難う。」　豊本「・・・社長。それも、下の奴が何か言っても、ちゃんと聞くコトが出来る俺って言う、自慢じゃないですか？」　社長更に落ち込む(^_^;)。飯塚「おい！豊本！やめろよ！バカ！いや、社長は、周りにイエスマンばかり置かないってコトじゃないか！」　豊本「いるじゃん、イエスマン（と、飯塚を見る）。」　飯塚「オイ！・・・じゃあ、言うケドな。豊本、オマエだって、目上の者にも気にせず、ハッキリ者を言う自分って言う、そういうキャラを作って、自己陶酔してるじゃねえか！」　社長「・・・いや・・・その・・・そう！豊本には、そういう部分がある！」社長は激昂し出す。

途中、そんなコト言ったら、何の話も出来なくなるじゃないか！という飯塚氏の台詞もあったな。オーソドックスな03のコント。角田氏の落ち込み方が面白い。椅子にグッタリ座る。

・ＯＰ映像
相変わらず長い(^_^;)。フルコーラス流してるよね？それって、自己泥酔なんじゃない？自分に酔ってるでしょ？と問いかける歌詞だったかと。

・エリアリーダー
上司（飯塚）に激怒される部下（豊本）。上司「オマエ、何やってんだよ！！何で、先方の契約を白紙にされてんだ！」　豊本「すみません！でも、急に先方が条件を変えて来まして、それがとても飲めない条件だったもので・・・。」　上司「それは、他の会社に横取りされたってコトだろう？」　豊本「すみません！」　上司「全く！オマエ何やってんだ！殺すぞ！」怒りながら書類をまき散らす上司。横のデスクでＰＣに向かい作業をしていたもう１人の部下の角田。やおら立ち上がり、上司の前へ。角田「すみません。これは、エリアマネージャーである、僕のミスでもあります。まだ、豊本には、この仕事は早すぎました。それを、豊本に任せた自分の判断ミスでもあります。どうも、すみませんでした！」　上司は怒りは収まっていないが、しぶしぶ自分の机に戻る。

自分達のデスクに戻った２人。角田「ドンマイ！」と、豊本を励ますも、豊本「早すぎましたね。」　角田「・・・・？」　２人座るも、腑に落ちず、角田「・・・早すぎたって・・・？」　豊本「だから、僕に仕事を任せたのが早すぎましたね。」　角田驚き「・・・オマエ。あのさぁ〜。あれはオマエのミスだからね！」　豊本「え？だって、さっき、自分のミスでもあるって言ったでしょ？」　角田「あれは・・・もう、言うけど、さっきのは、オマエを庇って言ったんだからね！100％オマエのミスだと思ってるよ！オマエを庇ってやったんだから、そこは感謝でしょ？感謝して俺に憧れろよ！」　角田は続ける「俺はやってみたかっただけだよ！困ってる部下を庇う先輩ってのをサ。そして、感謝されて憧れられるってのをサ、やってみたかっただけだよ！憧れろよ！」　あまりに騒ぐ角田にブチ切れる上司。上司「オマエ〜〜〜〜！！！！！うるせえんだよ！さっきから、何言ってんだよ〜〜〜〜！！！！！」　角田「あの、だって、豊本が全然感謝して憧れてくれないから。」　豊本「・・・分かってましたよ。」　角田「え？」　豊本「さっき、庇ってくれた時から分かってましたよ。感謝して憧れてくれって感じがみえみえで、素直に感謝も出来なかった。」

憧れろを、憧れーたーだったかな、そんな変な言い方にしていたような。憧れーたーになれよ！みたいな言い方で。「何だよ、憧れーたーって！」って飯塚氏がツッコんでた記憶が。
好きなコントだった。いや、こういう人いるよね。助けたのが感謝されたい感見え見えって人。
　
・エリアリーダー憧られ48手（映像）
先輩のどういう態度で、部下が憧れを抱くかを48手風に紹介。最初は、あえて強く言う憧られや、固いと思わせておいて最近のミュージシャンも知ってる憧られ、濡れた子犬に餌をやってる憧られ等、普通のコトなのだが、先輩の机から日本刀が出てくる憧られ、先輩が組織に襲われるも、拳銃の弾を日本刀で真っ二つにする憧られ、先輩は実は何者？と思われる憧られ、先輩は、昔、組織を１人で壊滅させたコトがある憧られ、組織に部下が連れて行かれ、単身助けに行く憧られ、部下の人質を、いつかの犬が助けてくれる憧られ、敵の爆弾で自分は危ないのに最後に残って部下を助けてくれる憧られ、先輩は消息不明になるも、部下の心の中で生きている憧られ
・・・という、壮大なドラマになっていた(^_^;)。

個人的に餌やってた犬が助けに来るところがツボ。あと、最近のミュージシャンＭＭＲは、後に色々出てくる。

・トヨモトのアレ
テーブルの上にうつ伏せで倒れている豊本。飯塚「豊本・・・。おい・・・大丈夫か？」　角田「いやな。営業成績もトップで、専務の娘と婚約して、全く失敗のない人生で・・・何で、浮気しちゃうの？」　飯塚「しかも、浮気相手からＬＩＮＥ流出だって！あれ、会社の全部のＰＣに流出したんでしょ？」　角田「そりゃ、こういう状態になるよな。」　飯塚「『お尻舐めたげる』だって。何だよあれ？舐めてあげるなら分かるよ。何？舐めたげるって？コイツの拘りなの？」　角田「いいから、座れよ、豊本。」　豊本、椅子に座るも落ち込んだまま。豊本「ああ〜。何であんな女に手を出しちゃったんだろう・・・・。」　角田「まぁ、仕方ないよ。婚約者は、まだ許してくれないかも知れないケド。」　豊本落ち込み、再び机の上に突っ伏す。飯塚「あぁ〜。オイ・・・。」　角田「なぁ。どうやったの？最初、どうやって話かけたの？あれでしょ？相手って、あの、受付の派遣の子でしょ？声かけたのはどっち？」　豊本「声をかけたのは俺の方だけど。いや・・・。最初は、『食事どうですか？』って。それだけで。」　飯塚「でもサ。相手も婚約者いるって知ってたでしょ？それで行くってのも凄いよな。・・・え？あの子、それ会社辞めちゃったの？」　豊本「ううん。それは違う。それは契約が切れただけで。」　角田「その後、どうしたの？」　豊本「え？ＬＩＮＥのＩＤ交換して・・・・。」　飯塚「ちょっと待て！オマエ、どうやって浮気するのか教えてもらってるように見えるぞ？」　角田「え？そうだよ。今度入って来た、受付の女の子。」　豊本「あ、あれ可愛い・・・」　飯塚「おい！豊本、オマエ、本当に反省してるのか？」　豊本「してるよ。」　角田「本当か？それを言うなら、さっきオマエ『何で、あんな女に手を出しちゃったんだ』みたいに言ってたじゃないか。あんな女じゃなかったら・・ってコトだろ？」　豊本は反省をしてると言うも、どうにも納得できない飯塚と、浮気の上手いやり方を、訊く気満々の角田。角田「で、どういう奴がモテるの？頼りがいのある奴？仕事の出来る奴？」　豊本「清潔感のある・・・」　飯塚「オマエも答えんのかい！」

豊本氏の例の出来事を、虚虚実実に纏めたコント。ある意味ズルイ手法ではある(^_^;)。

・トヨモトの反省（映像）
どうやったら、豊本が反省しているように見えるか？を検証。手書きコマ撮り。
最初は、普通に、反省している様子を伝えるが、最終的に、豊本が実はドラゴンとのハーフで、ドラゴンの血を引いていて、龍刀という刀に変化出来て、これを、選ばれた憧られ戦士（前に出て来た、憧られの男）に使われ、世界を守れば、反省したって見てくれるか？という、これまた、世界系のラノベみたいな展開になる(^_^;)。