ピークの周りの盧吉道を一周した。さあ、帰ろうとしたら、
「登りなさ〜い。」
「ん?」
「登りなさ〜い。」
「ん?ん?」
「登るのじゃ!まっきーよ!」
「あっ!旅の神様!」
ひさびさに登場、神の旅様だ。
「まっきーよ、本当のピークに登るのじゃ!」
説明しよう。
ピークトラムの終点で、ビクトリア・ターワー、山頂廣場、獅子亭展望台がある一帯を一般的にピークというが、実は本当のピーク(山頂)は別にあるのだ。
■本当の山頂の場所。
で、一般的にピークといわれる場所は、本当は爐峰峽(ヴィクトリア・ギャップ)というらしい。
「神様、いやですよ。しいどいし〜。」
「何を言うのじゃ!本当の香港迷(香港マニアの意味)なら、本当のピークに登るのは当然じゃ!」
「そう言われても・・・」
「わしは、まっきーに本当のピークに登って欲しくて、ここでずっと待っておったのじゃ。」
待たなくていいのに・・・
「登らなかったら泣くぞ!本当に泣くぞ!そして、お前のお母ちゃんに言いつけるぞ!」
あのね・・・
「わかりましたよ。登ればいいんでしょ。登れば。」
「そうか、そうか。ホッホッホッ。」
今泣いた神様がもう笑った・・・
「まっきー、がんばれよ〜」
勝手なことを言って、神様は消えていった。
■本当のピークには左側の道を登っていく。
■柯士甸山道という道である。
この上り坂が結構しんどい・涙
■やがて道は右にカーブするが、上り坂はまだまだ続く。
■このカーブしたところに公園があった。
■柯士甸山遊樂場というようだ。
左手に公園を見ながら進んでいく。
■やがて道は森の中に続いていく。
ずっとダラダラした上り坂が続く。このあたりで、かなり疲れてきた。50m進んでは休憩、また50m進んでは休憩と歩くのと休憩を繰り返しながら進んでいく。
そして、
■この先を進もうとすると、
■入っちゃダメよの看板が・・・
「おい神様!行き止まりやんけ!!」
ぽわぽわぽわ〜ん
神様が登場。
「ホッホッホッ。知ってたでしょ?」
「えっ?」
「本当のピークまでいけないことを?」
「いや、まあ、そうだけど・・・」
「だよね〜」
ぽわぽわぽわ〜ん
むかつくことを言いながら、神様は帰っていった。
本当の山頂には通信施設などがあり、一般人は入ることができないのだ。
その侵入禁止の看板の手前にあるのが、
■山頂公園(ヴィクトリア・ピーク・ガーデン)だ。
一般人が立ち入れる場所ととしては、ここが山頂に一番近い場所になる。ヴィクトリア・ギャップからの高低差は150mあるそうだ。どうりでしんどかったわけだ。
山頂公園で休憩だ。
■多分、あそこが本当の山頂であろう。
逆側を見に行くと、
ん?お〜〜〜
■ラマ島が綺麗に見える!!
なぜ、ラム島とすぐわかったかというと発電所の3本の煙突が見えたからだ。
ちなみにラマ島の本来の表記は
「南丫島」だ。丫はアルファベットのYではなく、漢字で
「あ」と読む。南は
「なむ」と呼ぶのだが、広東語ではn音とl音の区別があいまいなのである。そこで、
なむあ島、らむあ島、らむま島、らま島、バンザイ!バンザイ!
となったのであろう。たぶん・・・
この山頂公園からの景色はなかなかの絶景である。
この景色を見ると、ここまで歩いて登ってきた疲れも吹っ飛ぶ・・・
わけがない!!
■山頂公園に売店があった。
疲れてるし、のどが渇いてるし、何か飲もう。売店ではコカコーラ・セロが10HK$で売ってた。単なる水を21HK$で売っているバーガーキングはやっぱりボッタクリだな!
コカコーラ・ゼロを買うと、売店のおばちゃんに、
「ムービースター?」
って聞かれた。いや〜おばちゃん、そう見えちゃったか。そう見えるかもしれないけど、まっきーはまだスターじゃないの。日夜、ダンスとボイスレッスンをがんばっているアイドルのタマゴなの。
なぜ、こんなことを聞かれたかと言うと、
■こんなんや、
■こんなんがあって、
映画のロケをしていたのであった。ロケの写真を撮ろうとしたらスタッフに止められたので、
■遠くからズームしてみました。
山頂公園では香港ではおなじみの、
■結婚写真を撮っているカップルが多数いる。
本当に香港人は写真が好きだな。
で、帰り道に、
■こんな建物があった。
行くときにもこの建物があるのは気づいていたのだが、行きはしんどくてどうでもよかったのだ・笑
■香港法定古蹟 舊總督山頂別墅守衛室。
ここには香港総督の別荘があったのだが、1946年に解体された。今では入口の守衛室だけが残っている。
次に山頂公園に行くことがあるのなら、タクシーに乗るぞと思う、今日この頃なのである。
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