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2017年05月24日12:45

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テレビ局が朝鮮総連に苦慮するワケ

 下記は、2017.5.24 付の産経ニュース【北朝鮮「秘密工作」ファイル】です。

                        記

 在京テレビキー局が、北朝鮮の出先機関としての役割を演じる在日本朝鮮人総連合会(朝鮮総連)への対応に苦慮している。テレビ局は取材の機会が限定される北朝鮮内の様子を少しでも放映することで視聴率を稼ぎたいところ。渡航ビザを出す北朝鮮当局の機嫌をできるだけ損ねたくないのが本音だ。このため、朝鮮総連はテレビ局に対し、北朝鮮に有利な報道を促そうとビザを“餌”に活発に働き掛けを行っているとみられる。

 一例を挙げると、金日成主席誕生記念日「太陽節」(4月15日)は、北朝鮮の金正恩・朝鮮労働党委員長がミサイル発射実験を繰り返す中、在京テレビキー局にとってはのどから手が出るほど取材したいテーマだった。

 ただ、TBSは3月13日の番組「好きか嫌いか言う時間」放映時に、脱北者が北朝鮮の生活を語る韓国のテレビ番組「いま会いに行きます」の内容を紹介。番組では金一族の内幕を解説していた。このため、朝鮮総連は偏向放送であるとして14〜16日の3日間連続でTBSを訪問するなどして抗議した。

 朝鮮総連関係者によると、北朝鮮は当初、TBSに対し、太陽節取材のため記者らの訪朝を許可する意向を示していた。ところが、突如方針を転換して訪朝を拒否したという。

 また、朝鮮総連幹部が正恩氏の異母兄、金正男氏殺害事件後、日本テレビとテレビ朝日の報道局員らと接触。金正男氏殺害事件について、北朝鮮当局による犯行説を払拭する報道を行うよう求めたことも判明している。

 事件をめぐっては、マレーシア警察が、在マレーシア北朝鮮大使館の2等書記官らを重要参考人に位置付けたことなどから、北朝鮮当局による組織的犯行をうかがわせる報道が国内外で行われていた。このため、事件関与を否定する北朝鮮の意を酌んだ朝鮮総連が諜報活動の一環として宣伝や謀略工作を行ったとみられる。

 日本テレビとテレビ朝日は産経新聞の取材に対し、それぞれ「ニュース制作過程の個別質問には答えない。取材や報道において、あらゆる圧力、干渉を排除し多角的な報道に努めている」「指摘の事実はない」と回答。TBSは「通常、番組にはさまざまな意見が寄せられるが、具体的な内容は明らかにしていない」とした。朝鮮総連は「取材に応じない」としている。

 各テレビ局の対応はまちまちだが、自分たちの考えに反する報道を行う局には徹底して弾圧を行う朝鮮総連の姿勢が昨今、鮮明になっているので、戸惑うことも増えそうだ。さらに、朝鮮総連が今春、日本を「敵」と位置付け、ミサイル発射や核実験を強行する正恩氏をたたえる学習資料を傘下団体向けに配布していたことも発覚している。各局は、こうした姿勢と思想を持つ朝鮮総連と「対決」するのか、それとも「理解」で応えるのか。今後も受難は続きそうだ。

 朝鮮総連 北朝鮮を支持する在日朝鮮人組織で、正式名称は在日本朝鮮人総連合会。昭和30年5月に発足、中央本部は東京都千代田区。在日同胞の権利擁護や、朝鮮学校の運営、在日朝鮮人系企業の支援などを担ってきた。

 http://www.sankei.com/premium/news/170524/prm1705240003-n1.html
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