mixiユーザー(id:5174081)

2017年05月16日08:05

118 view

小説「Gマン 宿命の銃弾(上・下)」

スティーブン・ハンター「Gマン 宿命の銃弾(上・下)」 扶桑社 850頁

映画「極大射程」原作者の新作、力作!!

主人公はすっかりお年寄り(71歳)になった、ボブ・リー・スワガーと
その祖父チャールズFスワガーの話が交互に。

スワガー家の山荘解体中に埋められていた金属箱から
丁寧に保存されたコルト45と地図が見つかる。
祖父は1934年、デリンジャー一味逮捕を手伝っていたことが分かり
ボブは調査に乗り出す・・・。

作者は映画「パブリック・エナミー」(ジョニ−・デップ主演)
の時代考証とデリンジャ−の純愛物語にしたことに
いたく、ご立腹。
怒りに任せて、この小説を書いたとあとがきにある。

小説はデリンジャーよりも強暴だった「ベビー・フェイス・ネルソン」、
ネルソンとFBIとのトミーガンによる史上唯一の銃撃戦を書きたかったらしい。

銃撃の様子は
映画のように生々しい。

史実を忠実に再現しつつ
フィクション織り交ぜて
読み応え充分のクライムアクションになっていた。

2 4

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する