サーカスが好きなんです。
でも、ボリショイではなく、日本のサーカス。
ボリショイは何度も見てるんです。
若いころまだソ連といっていた国に行って、
ボリショイサーカスを見ました。
にもかかわらず、日本のサーカスが好きです。
今は若い熱意のある人たちの芸の見せ場ですが、
昔のサーカスといえば、お祭りの時にやって来て、テントを張って、
「美しき天然」の音楽とともに、おじさんのだみ声で、
「さあさあ、これからがクライマックスだよ」
と、お客を誘う、アレ。
一番の売りは何といっても空中ブランコだけど、
犬たちの芸や、馬の曲乗り、アクロバットに、逆さ文字。
ライオンは居なかったけど、熊だのオットセイなどの曲芸に、
夢中で見ていました。
でも、楽しい中にも何となく切ない空気が有って、
テントうらで洗濯物を干してる子供なんかを見ると、
「ああ、さらわれてきた子なんだ」と、勝手に同情してたりしました。
昔はさらわれた子はサーカスに売られると、まことしやかに言われていたのです。
そんなノスタルジーもあって、サーカスというと、特別に懐かしく、
あの空気に触れたい思いがします。
いまのサーカスはぜんぜんそんな悲壮なイメージはないのです。
わかっています。日本一の木下サーカスは元気なプロの集団です。
昔はいなかった、「白いライオン」さんもいるんだって。すごーい!
余談ですが、あのチャップリンもサーカスが大好きで
晩年はスイスの家の近くで公演があると、必ずみんなで出かけたとか。
私の大好きな映画「フイフイ大空を行く」もサーカスの映画でした。
と、いうわけで、14日の日曜日、木下サーカスを見に行きます。
わくわくわく・・・・・・
ログインしてコメントを確認・投稿する