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2017年05月11日10:29

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渡辺和子・笑顔の質を変えた



ノートルダム清心学園・渡辺和子さんは、
笑顔で生きるということに、自分らしい意味を与えるようになったのは、30代になってからの「ほほえみ」という詩との出合いだったといわれます。

この詩との出合いについて、渡辺さんのお話を「PHP」」(2010年3月号)に次のように書いてあります。2010年2月23日「PHP」3月号より。



その詩「ほほえみ」は、「お金を払う必要のない安いものだが、相手にとっては、非常な価値を持つものだ」という言葉で始まりますが、次のように締めくくられていました。

もし、あなたが 誰かに期待した
微笑みがえられなかったら
不愉快になる代わりに
あなたの方から ほほえみかけて
ごらんなさい
ほほえみを忘れた人ほど
それを必要とする人は いないのですから


この詩との出合いは、私の笑顔の質を変えました。チャームポイントとしての笑顔から、他人への思いやりとしての笑顔、そして更には、自分自身の心との戦いとしての笑顔への転換の始まりとなったのです。

それは、ほほえむことのできない人への愛の笑顔であると同時に、相手の出方に左右されることなく、私の人生を笑顔で生きるという決意であり、主体性の表れとしての笑顔へと変わってゆきました。

そして、この転換は、私に二つの発見をもたらしてくれました。
その一つは、物事がうまくいかない時に、笑顔でいると、不思議に問題が解決することがあるということです。

お姑さんとうまくいかない卒業生が、
「シスター、本当ですね。注意された時に、笑顔で“ありがとうございました”と言うようにしてから、二人の間がとても良くなったのですよ」と、報告してくれました。

もう一つの発見は、自分自身との戦いの末に身についたほほえみは、他人の心を癒す力があるということです。といって、とってつけたような笑顔でもなく、職業的なスマイルでもなく、苦しみという土壌に咲いたほほえみは、お金を払う必要のないものながら、ほほ笑まれた相手にとっては、大きな価値を持つものです。

ほほえまれた相手を豊かにしながら、本人は何も失わないどころか、心豊かになるのです。

不機嫌は立派な環境破壊だということを忘れないでいましょう。
私たちは時に、顔から、口から、態度から、ダイオキシンを出していないでしょうか。

これらは大気を汚染し、環境を汚し、人の心をむしばむのです。笑顔で生きるということは、立派なエコなのです。

私も80歳を越しました。修道院の目上がある日、私に言いました。
「シスター、何でもできなくなっても良いのよ。ただ、笑顔でいてくださいね」
有り難い言葉です。

この同じ言葉を、年齢とかかわりなく、私たちお互い同士、かけ合ってゆきたいものです。


この詩との出合いが非常に大きなインパクトを与えたのでしょうか、
渡辺和子さんは講話集「愛をこめて生きる」(ユーキャン)の中でも、「ほほえみ」という詩について次のように書いています。

この最後のくだりが、人に求めることの多かった私に響きました。
期待した微笑みがもらえない。なのに、私が微笑みかける。
そのためには、高貴な魂、nobleな魂と勇気を必要とします。

相手が変わるのを待っていては、ただ時間が過ぎるだけです。むしろ挨拶をしない方に、私から挨拶をする、微笑んでくれない方に微笑みかける。そうするようになって、私は幸せになったと思います。

思いやりとは自分の思いを人様に差し上げることです。そして愛とは自分がされて嬉しかったことを人様にして差し上げること、自分がされて辛かったことを人様にしないこと。

それなしに自分の心の中に平和は得られませんし、この世の中に平和を作り出していくことも難しいと思います。
(以上)


笑顔についてまとめてみます。
�‐亟蕕鬚垢襪海箸和梢佑悗了廚い笋蠅箸靴討旅坩戮任△襦�
�⊂亟蕕和梢佑凌瓦鯡�す力がある。
��笑顔は難しい問題を解決してくれる。
�ぞ亟蕕麓�分自身の心との戦いによって得られるものである。
�イ靴洩未牢超�破壊である。

渡辺さんは、挨拶をしない方に、自分から挨拶をする、微笑んでくれない方に微笑みかける。そうするようになって、自分は幸せになったといわれます。

笑顔への決意、そして常に笑顔することへの意識づけ、そして練習、練習のくり返しで習慣化するまでの努力があって、はじめて笑顔がモノになるのだな、と渡辺さんから教えられました。

98歳で亡くなられた宇野千代さんは、「人の顔つきも習慣である。顔つきが習慣になれば、それはしめたものである。・・・(略)・・・、習慣、習慣と思って、私は、あはははははと大きな声を出して笑っている」と言われていました。

笑顔共和国の福田純子さんも常に意識して笑顔を作る努力をされて、生き生きとした素敵な笑顔の女性になったとありました。

笑顔は、ほほえまれた相手を豊かにしながら、本人は何も失わないどころか、心豊かにしてくれます。普段の意識的な努力で習慣づけたいものです。

このようにみますと、この笑顔づくりこそ、何にもまさる身魂磨きといえるのではないかと思えます。


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