ＧＸ７５０の
シリンダブロックのクラックによるオイル漏れ。
続編です。
クラック部をルーターで切削して
ブレニー技研のジーナスGM-8300なる
パテで埋め込むと云う
歯根治療を試み、
前回は効果がありましたが
今回は１日でオイルが漏れてきてしまい
GWのロングツーリングを目前にして万事休すです。
止むを得ずツーリングの帰路でケミカルを購入しました。
それは
Permatex（パーマテックス）社の
リークリペアです。
ディトナが扱っています。
https://www.permatex.com/products/adhesives-sealants/permatex-spray-sealant-leak-repair/
スプレー式の補修シール剤で、
散布部に耐久性樹脂被膜（耐久性ゴム）を形成し、
オイル漏れやエアー漏れ等をシャットアウト
耐油性(耐ガソリン性はありません。)、
不凍性に優れ、シリンダーヘッドカバーやクランクケース等の合わせ面、
オイルラインのフィッティング部、コネクター端子の防水処理等に使用可能です。
ロングノズルの吹き出し先端に通常の噴霧キャップを付けることで、
いろんな角度からスプレーすることができます。
[硬化速度(室温25±2℃時)] ・表面：15分 ・完全：1〜2時間
[適応材質] 金属、プラスチック
[硬化後特性] 柔軟で強力な膜質を形成（ゴム樹脂状）
[最大適応隙間] 0.1mm [耐熱温度] 150℃
存在はかつてより知っていましたが
使用するのは初めてです。
取説にはスプレーする際には
エンジンを少し暖気せよとあります。
先程まで走行していましたので
手で触って温いくらいになっています。
まず、患部をパーツクリーナで脱脂します。
次に吹きかけたくない処をテープでマスキングしました。
そして、缶を良く振ってから
スプレーします。
が、ベトベトしたコンニャク糊のようなゼラチン質の
液体がスプレーされ、ドロドロと垂れてしまい
上手くスプレーできません。
そして、なにより仕上がりが汚い！！！
垂れた部分は速やかにパーツクリーナで
拭き取りましたが既に遅し。
空気と反応して凝固するようなので
プスレーノズルは使用後に清掃しないと
穴が詰まってしまうと思います。
そこで、施工方法を変更します。
アルミホイルで皿を作り
この中にスプレーして
筆で患部に塗りつけていきます。
此れなら余計なところに着きません。
固まると粘性の高い半透明の樹脂が
患部を覆うような感じになります。
**********リベンジツーリング*************************
今日はリークリペアを施工して
その効果を確認するリベンジツーリング。
片道80km程度です。
前半はあまりエンジンに負荷を掛けないように
エンジン回転数も控えめに乗ってみました。
富士山がとても綺麗でした。。。。
冠雪があって子供が描く富士山そのものでした。
ここではエンジンオイルの漏れはありません。
さて、帰路では少しエンジンを回しました。
帰宅して患部をチェックすると
エンジンオイルは漏れていないのですが
リークリペアの樹脂で覆われた内部で
グリーン色のエンジンオイルの滲みが確認されました。
ということは、一時的には効果がありましたが
恒久的には難しいと云えそうです。
いずれ保護膜が破られてオイルが漏れだしてくるでしょう。
まあ、仕方がないと思っています。
使用感
半透明の樹脂が汚く見える欠点がありますが
ガスケットから等のうっすらとしたオイル滲みには
十分な効果が期待できると思います。
ただ、本来はガスケットを交換すべきで
一時しのぎと考えた方が良さそうです。
また、私の事例のように
エンジンにヘアラインクラックが入ってしまった場合には
流石に効果は期待できないようです。
いよいよ選択肢が無くなってきました。。。。
GWはこれで乗り切ります。
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