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2017年04月26日12:34

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どうして突然体の調子が悪くなる?

体のどこが悪いんだろ?それとも年のせい?音もなく忍び寄る衰弱症は病気ではないけど、心臓や血管の疾病、認知症や死亡率のリスクを高めるって本当?

老いること、病気になること、死ぬことは人間だれしも、避けて通れないことですね。お年寄りが転んでしまって、その日から健康状態がどんどん悪化して、しまいにはこの世と決別してしまう事になったり、または普段は元気なのに、ちょっと風邪をひいたと思ったら、病院通いが始まり、最後は寝たきりになってしまった、という話をよく耳にします。

でも実は、体の衰弱というのは、徐々に始まっているんですね。脳卒中や何らかの事故ならともかく、行動が不自由になるというのは、いきなりなるのではなくて、だんだんと衰弱の過程を経るわけです。それはどうやって見極めるのでしょうか。

台湾では、4割の老人が衰弱症の前期だという見方があります。前述の心臓や血管の疾病、認知症やよく転ぶことというのは、健康な人に比べて5倍も体が不自由になる確率が高いです。

一番の見極め方は、筋力の低下、歩行速度が遅くなる、体重が軽くなる、倦怠感がある、身体的な活動量の低下、が挙げられます。この中で当てはまるのが三つ以上だと、衰弱症であるでしょう。二つならば衰弱症前期と言えます。

高血圧や糖尿病と違って、衰弱症は近年注目されるようになった症候群です。でも、悲観的になることはありません。衰弱症は回復させることができるのです。認知症や糖尿病と違って、早めに症状に気がつけば、食い止めることができるし、更には身体機能を一層高めることも期待できます。

現代の生活形態では、学校や会社で長時間座ったままでいることが多く、運動不足にもなりがちなので、身体機能が早くに衰えてくるようです。既に中年にさしかかったら、衰弱症にならないように予防し始めることです。これこそが、老いを元気に乗り越えるための新しい考え方です。

具体的に、衰弱症を予防するにはどうすれば良いでしょうか。まずステップ1:衰弱症の早期発見。よく無料の健康診断がありますが、尿検査や血液検査だけでは見つけにくいでしょう。例えば、握力検査や歩行速度の測定なども検査項目に加えられると理想的です。ステップ2:社会全体で「老い」というものをとらえ直す。年を取ることはネガティブなことだと思わない。ステップ3:自分は老いたと消極的にならず、薬にばっかり頼ってはいけません。もう年だから歩けない、もう年だから食べられないでは、体がどんどん衰えるばかり。「衰えたら、鍛える」と、前向きに捉えましょう。

運動をするならば、毎週最低でも三日、毎回30分程度で少なくとも3か月間は続けないと効果は期待できません。水泳や快歩、サイクリングなどはお勧めです。発汗したり、呼吸が少々早くなる程度を目標にしてください。また、筋力トレーニングも見過ごさないように。衰弱症とは、筋肉が流失してしまうので、特に40歳以上の方は、年々筋肉の流失が顕著なので注意が必要です。また、年を取ると活動量が減るので、そんなに食べなくてもいいと考えがち。食べても果物や野菜類ばかりでは、うまくタンパク質が補充できていないので、ますます筋力が低下します。運動プラス栄養のバランスをよく考えて、体の調子を維持するよう心がけましょう。

(天下雑誌より抜粋)

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