浅田真央さん引退/United 3411

■浅田真央さん引退
「フィギュアスケートは孤独なスポーツ」。

魅せるスポーツであるがゆえに、
その存在感や、時には言葉の暴力との闘いを
嫌でもつけつけます。

他の個人スポーツもそういう傾向があります。
・マラソン
・テニス

浅田選手は本当に愛された選手でしたが、
沢山のことを証明した選手でした。

その一つとしては言葉の大事さ。

沢山の言葉の暴力と戦っていましたが、
一国の首相よりも言葉を大事にしてきたことさえも
証明したことがある、ということでしょうか。

引退会見もフルで見ましたが、
本来は本業である分野の質問者が
わかりづらかったり、不遜だったり、
稚拙な言葉を使っているのに、
謙虚で、正確に、わかりやすく
返答をしているのがその象徴でした。

そして何より「エース」であり続けることを
生き方そのものとして示していたことでしょう。
色々と書きたいことが山ほどありますが、
本当にありがとうと言いたいです。

当方もフィギュアスケートを見るのが大好きですが、
沢山見ているわけではありません。
しかし、「トップ選手のトップ演技」というのが
本当に涙が出るほど感動し、自分の人生にさえ
大きな影響を与えらるのか･･･という力。

・伊藤みどりさんのアルベールビル
・荒川静香さんのトリノ
そして、
・浅田真央さんのソチ

確かに金メダルは価値があります。
しかし、それを上回るものさえあるのだな、
という稀有なことでしょうか。

彼女のこれからの人生が
とても楽しみです。


■United 3411
United航空の対応が
連続して大炎上しています。

特にUnited3411は強烈です。
もうWikipediaにも出ています。
https://en.wikipedia.org/wiki/United_Airlines_Flight_3411

社員の強引な搭乗希望を通すために、
黒人の航空治安当局の係官が
指定されたアジア系医師を
ぶん殴って下ろすという凄まじい状況です。
https://www.buzzfeed.com/bfjapannews/cf-uab?utm_term=.xcY6QY2rW#.tmj734KDQ
https://www.nytimes.com/2017/04/10/business/united-flight-passenger-dragged.html?_r=0

ぶん殴る方も、撮って拡散する方も、
アメリカ人だということ。
平等と真逆な米国階層社会と、
100年経っても全く根深い人種差別の
象徴的なイベントとみられても仕方ありません。

「United のCEO」という地位は
どんな人が選ばれるのかが
わかったような気がする典型的な
一事件です。