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2017年04月04日22:32

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映画「キングコング 髑髏島の巨神」

昨日のレイトショー、109シネマズ大阪エキスポシティのIMAX-3Dで鑑賞。
怪獣映画です!

「キングコング 髑髏島の巨神」Kong: Skull Island  

1973年、アメリカがベトナム戦争から撤退した頃であった。
地図には無い未踏の島である髑髏島を発見する。
特殊研究チームは米軍を護衛にその島の調査へ向かう。
しかし、その島はコングを始め様々な巨大生物が棲む怪獣島であった。


キングコング
といえば巨大な猿です。
キングコングの映画は過去に何本かはある。
初めて観たのは「キングコング対ゴジラ」か「キングコングの逆襲」だった。
子供の頃にリバイバル上映したのを観た覚えがある。
この2作は東宝で作った日本映画。
方やあのゴジラと対決(これが今回の作品でも大きな意味を持つ)
方やメカニコングというメカゴジラの先駆けでもあるロボット怪獣との対決。
怪獣バトルなんで子供心に興奮した覚えがある。

そして本家であるアメリカ版キングコングで最初に観たのが、
76年の同タイトルの作品。
当時小学生だったけど記憶に充分ある。
これ、何となく物足りない印象があった。
コング以外に怪獣が巨大ヘビのみ…それも短い。
やっぱり、コングは怪獣バトルがないとね…
これの2もあった。
でも観た覚えがあるけどあんまり覚えていない(それだけ大して面白くなかったような)

そして割と近いところで2005年版のピーター・ジャクソン監督版のキングコング。
1933年版のオリジナルに近い感じで、コング以外にも色々恐竜やら出てくる。
76年版よりは、はるかに面白かった。

そして今回の新作。
今までのコング映画とは話のパターンが違う。

キングコングと米軍

この組み合わせが面白い!
ベトナム戦争後の米軍がコングと遭遇したら?
と言った発想が面白い。

正直言って、1976年版よりも2005年版よりも、
2017年版が1番好きだ!

何が良いかと思えばやっぱりこれだわ。



怪獣バトル




これがもう完全にメイン。
怪獣バトル好き、または怪獣の出番が多いのが好き、
そんな人には絶対おススメする。
これぞ怪獣映画だよ!

どうしても引き合いに出してしまうのは、
ギャレス・エドワース監督の2014年版ゴジラ。
別に好きなんだけど、正直物足りない点も所々ある。

怪獣をもっと見たいんだ!

これなんだわ。
まさしく。
今回の新作コングはの良い点は

出し惜しみしない(冒頭からいきなりコングが出る)
大半が昼間である(夜はあるが1シーンのみ)
怪獣と人間ドラマが常にその現場で絡んでるので退屈しない。
怪獣が多く出るしバリエーションもある。
人間側のキャラも埋もれずに印象に残る
コングがとにかく大きい(ゴジラに合わせてます)
怪獣バトルが長くて充分堪能できる。

と、怪獣好きには堪らない内容だった。
去年の「シン・ゴジラ」も良かったんだけど、
やはりさ、こっちの方が好きかもしれない。
今回のは、子供に戻ったような気分で、東宝チャンピオン祭りのノリで楽しみまくった(笑)

好きなシーンは色々ある。
前半の「地獄の黙示録」のような米軍のヘリ部隊がコングと遭遇するところからして最高!
コングがヘリを薙ぎ倒すと、ヘリ内部から墜落する様子をカメラで捕らえるなど迫力ある。

出てくる怪獣が、ラスボスでもあるスカルクローラーとの大バトルは最高、
タコ怪獣はコングに踊り食いされるし(これはキングコング対ゴジラへのオマージュだ)
クモ怪獣は足で人間を食人族のように串刺しにするし、
バッファロー怪獣やカマキリ怪獣(バッタかと思ったが)などなど。
クモとカマキリはクモンガとカマキラスへのオマージュか。


監督がジョーダン・ヴォート・ロバーツ
初めて聞く名前だが、これが劇場映画初監督のようである。
劇中観てて感じたのは絶対、この監督、
オタクだ(笑)
見て感じるのは本当に怪獣好きが作った怪獣映画なんですよ。
実際にこの監督、怪獣やアニメや漫画など日本のオタク文化大好き人間である。
私も怪獣好きだから分かるんだけど、絵の作りといい、怪獣の見せ方と言い、
好きだからこそ楽しんでより良いものを作ろうとする、
「怪獣愛」が感じ取られた。
今後予定されてるハリウッド版ゴジラも、是非この監督にやらせて欲しいと思う。


キャストも多彩で面白い。

コンラッド役のトム・ヒドルストン
そう、ロキさんですよ(笑)
去年は「クリムゾン・ピーク」で拝見、「ハイ・ライズ」は観たかったけど未見。
今回は一応主役と言っていいか。
ヒーロー的なキャラでカッコ良かった。
日本刀を受け取って翼竜をバッサバッサ切りまくるアクションは強くてカッコイイ。
さすがはロキである。

パッカード役のサミュエル・L・ジャクソン
ロキと言えば、アベンジャーズ繋がりでニック・フューリーことサミュエル。
今年でサミュエルを拝見するのは「トリプルX 再起動」「ザ・セル」に続いて早くも3本目。
今回のサミュエル、久々にキャラが光ってた。
この映画はコングvs怪獣軍団だけど、もう一つの面がある。
コングvsサミュエル
コングとサミュエルの睨み合いが多い。
コングの顔アップにサミュエルの顔アップがこれもでもかと見せる。
見て行く内にサミュエルの顔が怪獣にも見えた(笑)
そして久々に聞くあの名セリフ…

マザー!ファッ……(あれっ?)

このシーンは最高だったと同時に爆笑した。
コングvsサミュエルも見所でもある。

ウィーバー役のブリー・ラーソン
そう、彼女と言えば「ルーム」で去年のアカデミー賞で主演女優賞に輝いた演技派である。
「ルーム」は劇場で見逃したけど最近拝見しました(またレビューします)
アカデミー賞映画の次に出たのが怪獣映画とは恐れ入る。

ランダ役のジョン・グッドマン
サミュエルと同様にこの人も洋画で度々拝見する。
去年は「10 クローバーフィールド・レーン」で拝見。

マーロウ役のジョン・C・ライリー
この役者もよく見る顔だ。
一度見たら忘れられない個性的な顔の役者です。
コメディ中心でよく出てるせいか、この人が登場したら笑いそうになったw
でも、この映画の人間側の真の主役は彼が演じるマーロウだと思う。
太平洋戦争で島で生き残った米兵役がまた良かった。
この映画、あくまでも怪獣メインだけど人間側のドラマが面白かったのも、
ジョン・C・ライリーが場を盛り上げた感が確かにあったと思う。


と言う訳で、メチャクチャ面白かった怪獣映画である。
やはり、2014年版のゴジラよりは怪獣映画としてこっちの方が面白い。
物足りないと思わすところがない、とにかく怪獣好きのための怪獣映画である!

エンドクレジットは最後まで観るように!
最後の最後にあいつが!
これはこの先続く壮大な怪獣映画シリーズなんだと。
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