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2017年03月31日22:16

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1968年新宿〜谷口、吾妻、弘兼、若き漫画家の青春〜

ハンキーパンキー〜動物漫画は石川球太!〜ファンキー・モンキー

るんるんまず一曲、懐かしのアメリカロック
「ハンキーパンキー」、T - トミー・ジェイムス&ザ・ションデルズ1966年

「踊るさんま御殿」のオープニングテーマ曲であり、
私は、66年頃、テレビの「ザ・ヒットパレード」で
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日本人歌手が歌っていた記憶がある。
この時代の洋楽の多くは姉がレコードを持っていたが、
この「ハンキーパンキー」はなかった。

「ハンキーパンキー」とは「いんちき、ごまかし、
(性的に)いかがわしい行為」という意味らしい。

歌い出しからのリフレイン
My baby does the hanky panky
俺の彼女は、いかがわしいことをするんだ
=イカれている=アバズレだとかいう意味だろうね。
まぁかなりファンキーな曲だ。
http://blog.livedoor.jp/tarutarusoosu/archives/43282429.html

1995年のアメリカ映画「フォレスト・ガンプ/一期一会』に
この曲が挿入されていて、記憶が甦った。
フォレストのガールフレンド、ジェニーが
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悲惨な目に逢っているシーンだと記憶している。

ストリップまがいな格好で、酒場で歌を歌っている
シーン、やがて薬物に手を出し自殺未遂もするんだな。
それを、その頃1966年の場面と
My baby does the hanky panky
というフレーズに引っかけたのか!?

手(パー)先月亡くなった「孤独のグルメ」で知られる谷口 ジローの
自伝的漫画「冬の動物園」を図書館で読んだ(左画像)。

ハンキーパンキーと同じ1966年、鳥取の高校を卒業した主人公
(谷口がモデル)は京都の繊維会社に就職。
寮に住んでいる同僚は野球のチームを作っているが、
彼は休日には動物園でスケッチをしている。
そこでひと悶着あり、翌年、高校の同級生で東京に
住んでいる藤田を訪ねると、彼が新聞を配達している
家のひとつに人気漫画家がいて、
その伝手でアシスタントになった。
漫画家の悪友、菊地が絡んでくる。
舞台は1968年の新宿に移る。
簡単に言えばそんなストーリーを淡々と描いていた。

さて、この作品に出て来た人気漫画家は
誰がモデルなのだろう?
実際、谷口がアシスタントをした漫画家は、石川球太だと言う。

私の小学校時代に馴染みのある漫画家だ。
動物漫画の第一人者だった。
当時、巨大ロボット漫画と言えば横山光輝、忍者漫画は白土三平、
海洋漫画は小沢さとる、という専門家がいた。
しかし、動物漫画というジャンルはちょっと、その需要が少ない。

実際に、石川が名を上げたのは、
テレビ特撮ドラマ「怪獣王子」(中央画像)
(1967年10月〜68年3月放映)のマンガ化(月刊・少年画報連載)
ではないだろうか?フォト
私はその題名をちらっと耳にした程度で、
ドラマも漫画も見ていなかったが。

その後、「週刊少年キング(少年画報社)で
69年頃、江戸川乱歩原作の「白昼夢」とか
フォト
「芋虫」の漫画化をしたのは鮮烈に覚えている。

特に後者は、戦争で両手足失った男が復員した物語。
数年前に映画化もされたが、強烈なインパクトを受けた。
この1969年頃から、少年雑誌は、青年向き、
それも暗い作品が目立って来た。
特にマイナー雑誌の少年画報とその弟誌キングは
その傾向が明白だった。
↓」こういう猟奇的な誌面だ。
位置情報■ニシキヘビ体内から男性遺体、襲われたか インドネシア
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=4504938

あと「巨人獣」だな。
ある日、不条理に巨大化してしまった男の物語。
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オリジナルの案はアメリカのSF映画だが、
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これは放射能を浴びて巨大化したという理由付けがある
(1950年代のアメリカ映画にはそういう題材の映画が多くある)

るんるんで、「ハンキーパンキー」に似た曲名でで
キャロルの『ファンキー・モンキー・ベイビー』がある。1973年

作詞:大倉洋一 作曲:矢沢永吉
ファンキー・モンキーも「狂っている、頭がおかしい、風変わりな」
という意味で、イカレタベイビー=「ハンキーパンキー」と同じ曲想だね。
ネットで検索したかぎり、作詞のジョニー大倉洋一は、
「ハンキーパンキー」からヒントを得たという情報はないけれど。
「突然、ファンキー・モンキーという言葉が空から落ちて来た」
とか言っている。

手(パー)さて、谷口ジローが石川球太のアシスタントをしていた1968年、
北海道から、2学年下の吾妻ひでおが上京、印刷会社に就職するが、
すぐに辞めて漫画家板井れんたろうのアシスタントになる。
このことは彼の漫画「地を這う魚」で著されている。。
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1899511720&owner_id=4597260
彼と女性キャラ以外は動物として描かれている。
舞台はやはり1968〜69年の新宿。
フォト


ということで、「冬の動物園」動物漫画の石川球太と、「動物」で繋がった。

手(パー)さらに、谷口ジローと同学年(1947年生まれ)の漫画家がいる。
「島耕作シリーズ」で有名な弘兼 憲史である。
彼は、この頃、早稲田大学に通っていて、
無論、漫画家のアシスタントをやっていたわけではない。
彼の青春期は講談社のコミック誌「イブニング」に
「学生・島耕作」として描かれている。
早稲田だからこれまた新宿が舞台になる回が多い。
1968,9年、私は小学校から中学だったが、
彼等はこういう青春を送っていたのか!?
としみじみ思う。

しかし、20歳前後の時に、アシスタント経験のない弘兼が
最も漫画家として成功したって皮肉なことだな。
学生・島耕作も大学4年で、就職活動に入っている。
もう少しで、この漫画も連載が終わるのかな?
で、今度は「高校生・島耕作」かな?

るんるん「ハンキーパンキー」『ファンキー・モンキー』と来て、
「ホンキー・トンク・ウィメン」 (Honky Tonk Women) ローリング・ストーンズ


ホンキー・トンク・ウィメンは安酒場にいる女たち
これも1969年のヒット曲。


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