を何故か思い出してしまった。
入社当時、初仕事で電子機器の、電源部を担当した。
参考の回路図だけを渡されて作れと言われた。
先輩たちは夫々忙しいので単純な仕事だからと任されっきりだった。
試作して機器に組み込み、機器全体としてしばらく順調に働いていた。
1時間もしただろうか?突然、機器の電源が落ちた。
当然、我が担当の電源部が疑われた。
調べると、サンケンのパワートランジスターが機器の底に落ちていた。
おお、頑張ったんだねトランジスタ!
なんて寝ぼけたことは言ってられない。
トランジスタを接続していた半田がトランジスタの熱に耐えきれず溶けて
トランジスタが落下したのだ。
下向きにトランジスタを付けていたのも素人だが、
そもそも半田が溶けるほど発熱させてはダメ!
それにしても、半田が溶けても働いていたとは、
サンケンのパワートランジスタは頑丈だった。
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