mixiユーザー(id:8766091)

2017年03月21日19:47

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ヘッドホンアンプ実験(10)ヘッドホン、クロストーク

 ケース加工を済ませ仮組したところで、
クロストークをチェックした。

 Lチャンネルの入力を外し、Rチャンネル入力のみで、
Lチャンネルの音を聞いてみると、
Rチャンネルより聴感上30dBほど低いレベルで音が漏れ聞こえる。

 これは拙いということで、原因を調べた。
まず、入力で飛びこんでいないか?ICのL側入力ピンをグランドに接続してみても、漏れは変わらない。

 次に出力側でICからR側ヘッドホンに行く接続を外し、抵抗16Ωを介してグランドに落とした。すると、L側のヘッドホンへの漏れは無くなった。
と言うことは右側ヘッドホンに流れる電流がヘッドホンの帰線を介して
L側ヘッドホンに漏れていたことになる。

 このテストしたヘッドホンのグランド帰線はLR共通になっている。
そこで、LR帰線が別になっているヘッドホンに変えたところ、
漏れは無かった。

 手持ちのヘッドホンを調べたら、意外なことに100均の物を含めて安物ほどLR帰線が別になっている。
ただ、20年ほど前に購入したゼンハイザーの高価だったヘッドホンはLR帰線が別であった。

 ヘッドホンのスペックにはクロストークが表示されていない。
ユーザーもクロストークは気にしないのだろうか?
アンプにはクロスーク特性の良いことを要求するのに、ヘッドホンでは気にしない、不思議な話だ。

 まあ、このようなチェックをしない限り、30dB程度のクロストークは聴感上気づかないし問題ないということなんだろう。




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