mixiユーザー(id:4364989)

2017年03月03日23:34

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極小のタチコマみたいなやつなのさ

目の疲れを感じて読んでいた本を閉じ、顔を上げると、宙に浮く黒い小さな物体があった。
あー、なんか遠近感が狂ってるな…。思いのほか疲れてるのか…。

だが、視力も遠近感も正常だった。
実際、そこには黒いものが浮いていたのだ。
よく見れば、それはハエトリグモだった。

ハエトリグモ。民家でよく見られる、ぴょんぴょん飛び跳ねる小さなクモ。
巣を作らず、俳諧してハエやゴキブリの幼生などを捕食する。
巣は張らないが、命綱代わりに糸を使う。

上を見ると照明器具がある。そこから落ちてきたらしい。
命綱にぶら下がるように、宙に留まっていた。

これから上へ行くのか、下へ降りるのか。
動向を見守っていたが、ピクリともしない。
死んでる…?

軽く指で触れると、乗り移ってきた。
生きてたか。この時期はエサが少ないから元気がないのかもしれない。
ついでなので床に降ろしてやる。巡回ご苦労さん。

う〜ん、っと伸びをして本の続きを読んだ。
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