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2017年03月01日15:05

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夫婦がお互いを理解するには《その2》

前回に引き続き、「夫婦がお互いに理解するには」、をお楽しみください。

前出のこの様な不幸な夫婦は、私たちの周りでよく見受けられるのではないでしょうか。これは典型的なお互いに依存する、依存型の人間関係だと言えます。動物の世界でいえば、この依存型の関係がもっとわかりやすいはずです。例えば子犬や仔馬、子ザルなどは母親なしでは生きてはいけません。これは一番わかりやすい、依存型の関係です。

典型的な依存型の人間関係からすると、前出のAさんは依存型人格障害の傾向が強いです。Aさんは心理的に夫のHさんに依存し、自分の判断で決断を下す事にも夫にいちいち報告し、自分のやり方を夫に肯定してもらい、支持してほしかったのです。一方の夫のHさんは、回避性人格障害の傾向があります。もともと感情をあらわにするのが不得手で、自分の気持ちを口に出して言えず、他の人に相談することも出来ません。会社でストレスを抱えても、妻のAさんに相談できず、一人で抱え込んでいます。家庭が順調であるときはいいのですが、何かハプニングが起きると、お互いの問題が明確に見えてきます。このお互いの依存関係のすれ違いが、一体どこから来るのかを見極めることができれば、問題解決の糸口が見つかるはずです。お互いの物事や感情に対する反応の仕方が全く違うからです。

Aさんが夫の悩みを理解してあげて、Hさんの本来の性格を分かってあげられたら、そして、Hさんは妻が言っていることは、自分を責めているわけではなく、ただ一言「大変だったね」と言葉をかけて欲しいということを、分かってあげることです。夫婦の間に深刻な溝が発生した時、まずはお互いの依存関係を考慮してみるのがいいでしょう。どこでボタンを掛け違えてしまったかを、顧みてみましょう。

(華人健康網より抜粋)

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