mixiユーザー(id:8306745)

2017年02月12日00:00

153 view

格好良いってのはこういう事さ。

■満身創痍の鬼気迫る天龍源一郎「俺が動けなくなったら誰が家族を守るんだ」
(THE PAGE - 02月11日 14:43)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=177&from=diary&id=4427762

引退試合が天龍源一郎というレスラの
ベストバウトだと思うのだが、
引退するタイミングでそう思わせる
のって凄いよな、と。

引退試合と云えば、エキシビション的に
コナしたり、引退するにも関わらず
主役を掻っ攫わなければ気が済まなかったり、
中々「有終の美」とは縁がなかったりする
プロレスラだったりするんだが。

天龍の引退試合は凄かった。

オカダカズチカという新日本のトップを
指名し、出来る全てを試合に込めてみせた
のだったが、「全て」って難しいのだ。

衰えた処も、出来なくなった事も、
老いた体も、「全て」見せる事。

引退試合は色々見たが、天龍程
ぶっちゃけて見せて「美」にまで
昇華させて見せた試合は見た事がなかった。

オカダが座った状態でなければ打てない
延髄斬り、腰が悪い為ヨタヨタしながら
放つグーパンチ、ホールド出来ずに
落っことしてしまうパワーボム・・・
これら全てが只々「美し」かったのだ。

それが天龍の今の全てであり、それを
全部開陳してみせた。

全く好きなレスラではなかったが、
それでも、とんでもなく「刺さる」試合を
見せてくれたのだった。

オカダカズチカがその天分を加減する事なく
天龍にぶつけて見せた事もプラスに
働いたが、それも天龍が居てこそ。

フォールして倒れ伏す天龍に一礼して
リングを去ったオカダに「負けた〜〜!」と
吠えた天龍。

決して忘れる事は無いだろう名シーンだ。

天龍源一郎とは、「そういう男」だったのだ。
0 0

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する