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2017年01月31日19:58

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「THE LION IN WINTER 冬のライオン」、「エクソシスト ディレクターズ・カット版」

 午前中、DVDでイギリスのTVムービー「THE LION IN WINTER 冬のライオン」を観て、昼からウィリアム・フリードキン監督の「エクソシスト ディレクターズ・カット版」を観ました。

 その後、千石図書館へ行ってまいりました。



 ☆「THE LION IN WINTER 冬のライオン」(2003)監督 アンドレイ・コンチャロフスキー 出演 パトリック・スチュワート、グレン・クローズ、アンドリュー・ハワード、ジョン・ライト、レイフ・スポール、ジョナサン・リース=マイヤーズ、ユリア・ヴィソツカヤ

 1183年のクリスマス、フランスのアキテーヌにあるシノン城。イングランド国王ヘンリー2世は、自分への反乱が絶えない家族や、領土を巡る争いを解決するため、軟禁中の妻である王妃エレノア、息子のリチャード、ジェフリー、フランス王フィリップを呼び集めた。
 これにヘンリーの愛する末子ジョンと、愛人であるフランス王女アレースが絡んで、さまざまな駆け引きが繰り広げられる中、崩壊した家庭の人間模様が浮き彫りにされていく。
 息子たちの相変わらずの裏切りに愛想がつきたヘンリーは、彼らを幽閉し、エレノアとの結婚を無効として、アレースと結婚して新たな子を得ようと、ローマ教皇の下へ赴こうとするが……。


 原作は、1966年にブロードウェイで初演された、ジェームズ・ゴールドマンによる舞台劇。
 1968年にピーター・オトゥールとキャサリン・ヘップバーン主演で映画化された名作映画のリメイク版TVムービーであります。

 コレはですねぇ、ジェームズ・ゴールドマン自身の手による脚本で映画化されていますから、ある意味、映画版よりも見応えのある出来映えで、驚きましたね。

 もともとが舞台劇ですから、いわゆる室内劇。基本的に映画向きの原作ではないんです。だから、テレビ映画であっても、キチンと作り込めば映画にも見劣りしないワケです。

 …だから、2時間47分の長尺にもかかわらずダレない!

 いやぁ、じつに面白かったです!


 グレン・クローズとパトリック・スチュワートの丁々発止の演技合戦も見どころなのですが、3人の息子たち、そしてフランス王フィリップらの駆け引きに、一瞬も目が離せない感じです。


 若きフランス王フィリップを演じるジョナサン・リース=マイヤーズが美味しいところを持ってっちゃってますよ〜。(笑) いかにも、って感じだもんなぁ。(笑)


 『どんな家族にも…… 崩壊の危機はあるわ』



 ☆「エクソシスト ディレクターズ・カット版」(2000)監督 ウィリアム・フリードキン 出演 エレン・バーンステイン、マックス・フォン、シドー、ジェイソン・ミラー、リー・J・コッブ、リンダ・ブレア、キティ・ウィン

 人気女優のクリスは新作ロケのため、一人娘リーガンとともにワシントンに一時的な借家住まいをすることになる。
 だが、ある時からリーガンの身に異変が起こり始める。彼女の身体に悪魔がとりついていたのだ。
 リーガンを救うためにやって来た神父は、家に入るなり強大な悪魔のパワーを感じとる。そして、悪魔と神父の壮絶な戦いが始まる……。


 ウィリアム・ピーター・ブラッティの同名小説の映画化で、1973年公開時に世界中で大ヒットし、70年代半ばの一大オカルト・ブームの原点となった作品。
 それに15分の未公開シーンを加えて再編集したものです。

 ひさしぶりに再見しましたが、初見の時よりも面白かったです。
 初見の時にはリーガンの化け物メイクにばっかり目がいってましたが、今回はカラス神父の、母親の死に対する苦悩、確執に感情移入してしまいツラかったです……。


 後の “ ジャパニーズ・ホラー ” に相通ずる “ 怖さ ” があり、日本人には相当ウケたのではないでしょうか。
 …首が360度回っちゃうとかは、いただけないけど、ね。(笑)
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