批判する先は中国共産党の筈だが。

中国SNSで炎上したアパホテルが見解　「本は置き続ける」「予約に変化なし」
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=32&from=diary&id=4388717

対応としては完璧でしょう。この冊子を
読んでないので、断言は出来ないが
自分が読んできた関連書籍などで
得た個人的知見では、「何処にでも
ある戦地での犯罪は発生したであろうが
南京だけに見られるような特殊な犯罪や
虐殺は存在しなかった」という意見なので、
これらが気に入らないなら、証拠やデータに
基づいて粛々と反論すれば良いだけ
なんだよね、アパが気に入らない人々は。

ま、その「証拠やデータに基づ」くのが
難しいんだけどね、何せ当の中国共産党が
南京地域での実地検証を拒否してるん
だからさ。

つまり、学問的には「南京事件」が
「あった」のか「無かった」のかは
断定は出来ない訳だ。当然、「あった」の
ならその規模、被害、被害者数なども
検証しなければならないんだが、
それも出来ない。

世に「推定無罪」という素晴らしい言葉が
ある。人権派、とか云われる法律家なんか
が好きな、アレだ。

現在、シロクロが着けられない状況で
あるならば、南京に駐屯していた帝国
陸軍は「推定無罪」で無ければならない。

証拠が無いんだから！

マシンガンで薙ぎ払っただの、軍刀で
百人斬っただの、三十万人を穴掘って
埋めただの川に死体を流しただの、
下らない妄言は考慮に入れずに、
冷静に検証が為されねば「有罪」の
結論は出ないのだ（因みに、ナチも
カンボジアもゴロゴロ白骨が関連
施設、地域付近には出る（未だに！)。
これが最も端的な証拠になるだろうが、
これも中国共産党は拒否している)。

最低限、これ位は踏まえて反論を
して欲しいもんだ。それで南京駐屯の
状況は更に鮮明になる訳だから。

結論。

今文句を云うべきはホテルなどでは
無い。「南京で何が起きたか？」の
研究、検証、公開を頑なに拒む中国に
それを向けた方が余程建設的なのだ。
何十万人もの人間が無辜に虐殺されれば、
必ず証跡は残る。それを見ずして
「国際的常識だから」ホテルの冊子の
見解を否定したりする輩は、実は
人権などどうでもいいと思っている
手合いである。