ダークマターを探せ

プラネタリウム渋谷での試写会に参加しました。

最近欠かさず見るＴＶ番組がBS−NHK『コズミックフロント』。宇宙科学の紹介番組です。その製作チームが作ったプラネタリウム用番組『ダークマターを探せ』の上映試写会と講演会が開かれました。

場所は渋谷駅に近い大和田センター。料理やカラオケに民謡教室と通い慣れた所。ここの最上階がプラネタリウム。50人程入る擂り鉢状のホール中央にはコンパクトな投影機、天井には半球状の白幕。

番組テーマのダークマター(暗黒物質)は、全宇宙の構成要素の27％も占めるものの、未知の物質です。ダークマターが無いと星や人類も誕生できなかったとの研究報告にも拘らず、今も未発見なのです。

さあ投影が始まりました。天井の星空は本物そっくり。そしてダークマター発見の歴史、その働きや、候補の超対称性粒子やWIMPにSIMP、観測装置の飛騨のX−Massや筑波の加速器が紹介されます。

次の講演会は東大の村山斉さんと吉田さん。今回の企画の立役者です。一般人にも判り易くダークマターの謎や研究での裏話を交え伝えてくれました。第一線研究者の話を直接聞ける貴重な機会でした。

ロビーには吉田教授の小学生時代の星空勉強ノートが展示されていました。今も宇宙への関心を持ち続けるのは素晴らしいです。刺激を貰いました。当方も遅まきながら宇宙や素粒子の知識を深めます。