セロー225W 走行距離:約168000km
昨日仕事だったのですが、その振替休日という事で今日は以前から気になっていたクランクケースカバーの交換を行いました。
何で交換するのか?といいますと、この間セローのOIL交換を行ったときにOILエレメントも同時に交換したのですが、その時に妙にエレメントカバーの所からOILがにじみ出ているのを見つけたのですね。
それほど気にも留めず、以前の交換の時にOリングを交換したのに変だな?とは思っていたのですが、今回OILエレメントを交換してさぁ、カバーを固定するヘキサゴンボルトを締めようと思ったら・・・
いつまでたってもボルトが締まらない、ていうか止まらない
ずっと回り続けているではありませんか
走行距離もあることだし、ボルトが馬鹿になったのかなぁ、とか思っていたら締めこみすぎによるボルト穴の欠損のよることが発覚。
バイク屋さんにタップ切ってもらおうと思ったのですが、奥まったところにあるしアルミ製なので無理と言われたので、以前焼き付いたエンジンからクランクケースカバーを移植してみれば良いのではないかと。
応急処置として銅ワッシャーを間に噛ませて一番締め込みトルクのかかる所で固定したのですが、やはりそこは単気筒エンジン、振動で緩んでOILが漏れるわ漏れるわ
そこで会社にあった液体ガスケット、「スリーボンド1207C」を塗布してみると見事に止まってくれました
今まではエンジンをOHする時とかはサービスマニュアル指定の「1215」を使ってたのですが、タペットカバーからのOILにじみだけはOリングを交換しても、1215を盛るぐらい塗りたくっても漏れが直らなかったですが、上の一件をきっかけに試しにこれを使うとものの見事に止まってくれました
・・・話が横に逸れましたがそのついでと言っては何ですが、開けたついでに、クラッチも同様に移植してみようと。
実は最近、というか数か月前からなのですが、普通に走る分には問題は無いのですが、坂道の登りとか、法定速度からの急加速を行うときにクラッチが滑ってしまうことがたびたびあって何とかだましだまし走っていたのですが、今回の件をとっかかりにして思い切ってクラッチもやっちゃえ、という事になりました。
交換の際にクラッチスプリングも新品のものに変えました。
で、焼き付いたエンジンについていたクランクケースカバー(・・・と言っても元のエンジンのなんですが
)を換装して完成。
カバーが綺麗だと、とても16万km走行したエンジンとは思えない、と自分で満足しています。
このエンジン、走行距離が不明のものをエンジンが焼き付いたことで載せ換えたものですが、見た目の汚さで多分少なく見積もっても3万km以上走行している物と私自身は思っているのです。
過去の点火系のトラブルでパルサーカバー側を、そして今回クランクケースカバーを交換してセローを購入した当時のオリジナルの状態に戻りつつあります。
ただし、載せ換えてから12万km以上は走行していますので、クラッチの耐久性と言うのは確実に10万km以上は普通の使い方をすれば持つという事がわかりました。
さて、20万kmを目前にこの先何か変なトラブル、あるのでしょうかね
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