重要な試験の直前には「人」という字を
描いて飲み込んだり、「必ず勝つ」という言葉をもじった
お菓子を食べてみたり・・・
人は人生の中で大切な出来事を成功させたいとき、迷信や縁起ものに運命をゆだねることがあります。
時には幸運の御守りを身に着けて、運気をアップさせようという人もいるだろう。
鳩山由紀夫元首相も、大切な会談の日にはラッキーカラ―である
ゴ―ルドの小物を身につけています。
こうしたラッキーアイテムや縁起ものの力は、実は迷信ではなく本当に人を幸運にさせたり、成功に導いたりする効果があると、独ケルン大学研究チ―ムが論文
を発表しました。
同・研究チ―ムはさまざまな実験を行った。例えば、実験の参加者全員にパターゴルフ
をしてもらい、
半数の人だけに
「あなたの打つボ―ルはラッキーボ―ルです
」と知らせた結果、10球のうち平均6.75回をカップインさせました。
残りの半数の人たちの結果が4.75回だったのに対し、ラッキーボ―ルだと知らされたグル―プの方が35%カップイン
を成功させる確率があがったのでした。
また、「神経衰弱」と似た記憶力を試すトランプ
の実験では、ラッキーアイテムを持っている人の結果が、持っていない人と比べ30%記憶力が良かったのです。
他にも、特定の実験者たちに「あなたのために幸運を祈ります」と
指をクロスするマ―クを見せただけで、そのグル―プの仕事効率が上がったという。
米国のセレブ
の中にも、迷信やラッキーアイテムの力を信じている人がいます。
ハリウッド女優の
キャメロン・ディアスは「若さを保つ効率がある」という、友人からもらったネックレスを愛用しています。
また俳優のジュリ―・ウォルタ―ズはオスカー受賞式
に出席した際に、バッグの中に炭のかけらを入れていたという。
しかし、信じることが必ずしもバラ色の結末をもたらすとは限らない。
ウォールストリ―トジャ―ナルは7年前、イギリスの研究グル―プが107人のトレ―ダ―に「キ―ボ―ドのZとXとCの3つを押し続けると株価指数が動く」との情報を流したが、これを信じた
トレ―ダ―の成績は散々だったそうです。
ラッキーアイテムは身につける人の緊張を和らげて、心を勇気づけて能力をアップさせます。
したがってトレ―ディングや賭け事など、外部的な結果に依存する出来事に効果はないようです
研究チ―ムの代表の一人、リサネ・ダミシュ氏は、「信じることは確かに良い結果をもたらすのです」と話した。
大紀元
転載
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