mixiユーザー(id:8306745)

2016年11月30日19:04

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結果的に「監視・盗聴されてる」ってのは事実だった訳だ。

ASKA容疑者のタクシー内映像提供で謝罪
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=84&from=diary&id=4319016

本当に、プライバシーに対する
危機管理感覚ってグズグズに腐って
来ているんだなぁ。

こんなの問題になるに決まってると
云うのに、それすらも分からない。
昔『トゥルーマン・ショー』という
エゲツない映画があったが、現実は
それをやや斜め上にカッ飛んでる。
映画の主人公は一人だったが、最早
全世界の人間が一丁事あれば、
ありとあらゆる映像が公開されるのだ。

既に、映像は個人乃至は企業、国家などが
所蔵しておくものでは無く、こうした
公開に具するのが当然、というものと
なっているのだろう。

昔は卒業アルバムだったのが(ま、未だに
大いに活用され続けてもいるがね)、
プライヴェートヴィデオになり、
フェイスブックの公開情報などに遷移して
いるが、基本的にこの「情報とは公開さる
べきもの」という感性は変わらない
(故に、個人的にはSNSに顔写真などを
公開する奴は馬鹿だと思っている)。

やがて、またしても人は馴れて行くのだろう。
ありとあらゆる情報が公開されて行く現実に。
既に、「公開されないフラストレーション」
は各所で溜まり続け、イデオロギィの
対立は、個人情報の晒し合いという泥試合に
結実して形になりつつある。

最も晒されて痛いものが何か、知りながら
晒し合い、その為の情報の提供に自ら
余念が無い社会に、今我々は生きている
訳だ。

高度情報化社会は、確かに透明化を
促進する。それ自体は悪い事では無い。
タクシー車載カメラも確かに防犯や
起きた犯罪を解決する役目を果たす。

だが、それは自明の理であるが
裏の顔を持つ。

形を変えたリンチとして。

リンチもまた正義感の発露である。
悪を為そうとしてリンチする輩は
いない。それがどれだけ社会通念や
常識、法とそぐわないとしても、
彼らは正義を謳いリンチに掛ける。

透明になった世界で、更に凡ゆるモノを
透明にする「暴力」に。

我々は馴れなければならないのだ。
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