高橋久仁子氏の
「健康食品のウソ・ホント」という本を
読みました。
高橋氏の講演は聴いたことがありますが
ちまたにあふれる健康食品に対し
バシバシ辛口コメント
でも、それはしっかりと
データ・論理に基づいています。
わかっているつもりでも
CM広告宣伝などで
いつのまにか洗脳されているんだよね。
それをリセットするためにも
本を借りてしっかり読んでみました。
改めて目からウロコ
でした。
ここだと思ったところを抜粋しますね
抜粋その1
↓
「『○○って体に良いんですか?』と質問されますが、
返答に窮します。なぜならどんな食品でも断定できないからです。
例えば、甘いチョコそれ自体が
体に良い/悪い」という絶対的な価値をもつわけではありません。
チョコレートは砂糖も脂肪もたっぷり含む食品です。
ハイキングや運動をしている最中のように、
迅速にエネルギー補給したい場合には「良い」食品ですが、
就寝前に食べるのはどうでしょうか?
「悪い」と言わざるを得ない場合がほとんでしょう。」
抜粋その2
↓
「『神話便乗商法』に要注意!
意図的に神話を作って広め、
それを広告に使っているのではないかという事例が
食品の世界には存在します。
☆ コラーゲン
現時点の科学的知見ではコラーゲンを食べても
美肌・関節に期待する効果が出るかは不明ですと
独)健康栄養研究所のHPに書かれています。
しかし「コラーゲンでぷるぷる、しっとりつやつや」という文言を見かけます。」
著者は「飲むたびにうるおいを」と宣伝している
コラーゲンドリンク販売業者にどういうことですか?
と質問したら「文字通り、飲んでいただいて、
のどをうるおしてほしいという意味です」と回答されたそうです。
なんてこと・・・
抜粋その3
↓
「キーワードはずしに注意!
膝痛解消は膝の痛みを解消するという意味なので、
これを健康食品の広告に書けば法律違反です。
そこで「痛みを解消させる」ことをイメージさせるべく
次のような言葉を使って消費者に誤解を招きます。
膝痛解消 →
☆階段の上り下りが楽になりました
元気な歩きをサポートします」
抜粋その4
↓
「架空「研究会」からの情報発信に注意!
例 クロレラなど
「c型肝炎が治った」「高血圧が正常化」
これらのキーワードを並べた広告があります。
もちろん薬機法違反ですが、商品名が書かれていない。
そして「○○療法研究会」を名乗って
「○○には大きな効果がある」という情報を発しています。
商品名が書かれていなければ「商品広告」には
該当しないことを活用した販売戦略です。
○○療法研究会に電話すると勧誘される仕組みになっています。」
「体験談」という広告に注意!
体験談は商品を売りたい販売業者自身が「効きます」と
言っているわけでなくてその商品を利用した人が
「これを利用したら□□が辛かったのがよくなりました」
などと語る姿やコメントを紹介した形をとっています。
体験談の中に「ウソ」が混じっていることもあります。
販売戦略に要注意!
「青汁」や「黒酢」はいわゆる「健康食品」としての知名度が高いのですが、
いずれも科学的根拠はありません!!
↑
↑
えっ!?そうなの!?
私も青汁神話&黒酢神話に洗脳されていたかも・・・。
買ってないけど。
そして、著者は次のように締めくくっています。
↓
「健康の維持増進の3要素は「栄養」「運動」「休養」です。
なんでも簡単に変える世の中ですから
「健康」さえも「買える」かのような錯覚に陥ってしまいますね・・・」
本当ですね。
なんでも偏ったらだめということを
いつもココロに留めておかねばいけませんね。
ついつい宣伝に踊らされそうになるので
冷静な目をキープしておきたいものです
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