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2016年11月14日20:22

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絵画が響いてる

ハレーすい星は76年に一度、やって来るんだそうだ。
ネーウシトラウーつって年男と年女は各人それぞれに対し12年に一度、やって来るんだ。
4年に一度、ワールド・レベルなスポーツの祭典と蹴球の祭典がやって来るんだ。
不定期かもしんないけど好きなバンドが新作を発表するとツアーを始める。運良ければ自分の街にもやって来るんだ。
そのすべてがスゴイな、って思う。体験できりゃぁ「生きてて良かった!ラッキーっ!」みたいな。すべてはタイミング。そんな感じ。
ぼくらは“瞬間”を生きてる。

12日(土)、福岡県立美術館を訪れた。第13回山部善次郎油彩個展「電光石火」。
2年に一度、山善さんは個展を開かれています。76年間に一度もいい、12年間に一度もいい、4年間に一度もいい。でも、俺にとって2年間に一度の山善さんの個展はホントに本当に、特別なものです。
彼の絵が大好きなんだ。

山部善次郎という博多のロッカーに出会ったのは1986年に『YAMAZEN&DYNAMITE/DANGER』というアルバムを浜松市内のレコード屋で買った時だった。部屋に帰って急いでレコードをプレーヤーに載っけた。♪ぎゅぃ〜ん♪って音がスピーカーから響いた。ギターの音、バンドのアンサンブル、そして山善の声(ヴォイス)。それは最新型のヴィンテージ・サウンドだった。んでレコード聴きながらアルバム・ジャケットを観たら♪ぎゅぃ〜ん♪ってアルバムとおんなじ音色がそこで響いてたんだ。
それがぼくが初めて山善さんの絵に出会った“瞬間”です。

美術館に着いた。今回で13回目とのこと。ぼく自身としては4回目の個展訪問。
今までは福岡県立美術館の入り口をくぐって右に曲がると「山善コーナー」があった。そして今回もやっぱりそこにあった。もしあなたが行きつけのレコード・ショップに行ったら、まずは自分のお気に入り音源が並んでるコーナーに向かうでしょ。あの感じでそこに向かったんだ、この日も。

いろんな作品が展示されてる「電光石火」ってタイトルの今回の個展。
音楽活動をしながらの絵画活動。多くの方から「いつ描いてるのか」と訊ねられることが多く、そんなことから「電光石火」というタイトルにした、とSNS上で山善さんは語られていた。きっと音楽の合間に描いてるんじゃなくって、どちらの創作活動もおんなじ位置なのでは、と思う。

ひとつひとつの作品をじっくりと見てゆきました。
今回も山善サウンド全開の絵が飾られていた。いろんな曲調で、いろんなテンポで、いろんな音質とボリュウムで、鳴っていた。カッコいい。個人的には街並みの風景を描いた数点の絵、それらに特に惹かれました「山善さんのこういう絵ってあんまり見たことないかも」って。

鮎川さんのギターってサンハウスの時からずーっと今でも、なんにも変わってないと個人的に思ってます。
おんなじように山善さんの絵も初めて見たレコード・ジャケットの時から今回の個展までなんにも変わってないと思います。
♪ぎゅぃ〜ん♪って絵画が響いてるのさ。

写真は『YAMAZEN&DYNAMITE/DANGER』。

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