6月某日。6年前に亡くなった実父の七回忌法要が執り行われた。葬儀以降に行われた法要は初七日、四十九日、一周忌、三回忌だけど、実はわたしはこれらの法要が苦手ではなかった。なぜなら「日々の生活とは違う異質な空間」だったから。不謹慎な言い方かもし
6月某日、ゆきつけの病院に行った。「ゆきつけ」という言葉を調べると「何度も行って、なじみがあること」と記されている。だとしたら「ゆきつけの病院」ってのは妙な言いまわしかもしんない。だがしかし、持病がある我が身にとっては、そんな気持ち(ゆきつけ
レコードやCDを買ったとする。盤をプレイヤーで再生して音楽を聴くわけだが、その行為とおんなじくらい好きなのがジャケットや歌詞カードの写真を眺めることです。ミュージシャンの眼つきや髪型やファッション、そして楽器を始めとする器財のチェックをする。