平成13年当時。スーパーマーケットの売上げは、開店間もない新規店は別として、商業圏のほとんど変化のない既存店では、よくてもせいぜい1%の伸びが普通だそうです。
ところが、開店後25年もたったお店で、売上げが5%増という驚異的な実績を東京都足立区にあるイトーヨーカドー竹の塚店が達成したのです。
店長の山本孝英さんが当時36歳で最年少の店長に抜擢されたのは平成13年8月。
それ以来、日増しに売り上げを伸ばしていったのです。
山本さんは店長になると、挨拶の後に必ず「笑顔」という言葉を付け加えることをスタッフに提案しました。
「おはようございます えがお」
「お疲れさま えがお」
「ありがとうございます えがお」etc
「えがお」という言葉を言うと、不思議なことに誰でも本当に笑顔になるものです。
こうして竹の塚店のスタッフは全員、いつも満面の笑みをたたえるようになったのです。
するとお客さまもまた、笑顔をされると、嬉しく楽しく買い物ができるようになり、またこの店に来たくなります。
こうして竹の塚店は、絶えず笑みがあふれる温かな場所となり、店長、スタッフ、そしてお客さまの気持ちが一つになったのでした。
人に笑顔で接することは、相手に温かく楽しい気持ちを与えます。と同時に、自分もハッピーな気持ちになれるのです。
接客は人と人とのふれあいが全てです。この竹の塚店は「笑顔」で人の心を動かし、なおかつ感動させて成功した一つの好例です。
挨拶の「挨」は「近づく」、「拶」は「引き出す」という意味です。笑顔で挨拶するというのは、相手の心に近寄り、笑顔を引き出すということなのです。
以上は、佐藤富雄「成功を呼ぶ口ぐせの科学」(宝島社)を参考にしました。
私も自分流に「えがお」をつけていこうと思います。不思議なもので、「えがお」と言うと、自然に口元が緩んで笑顔になります。
皆様もトライしてみてはいかがでしょうか。
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