11.わたしが若くして医院を開業したとき調剤員に指導したのは、すり鉢で薬を処方するとき、「この薬を飲んだ患者さんが治りますように」と祈りながら乳棒をまわすことだ。そして、そのように祈りを込めた薬は、ただ単に混ぜ合わせた薬よりよく効くことを信じさせるようにしたのである。
12.医院を始めたときに心がけたことは次のことである。
★患者さんに親切にすること
★金持ちも貧乏の人も身分にかかわらず患者さんを差別しないこと
★薬を調剤するときには念を入れること
これでわたしの医院にかならず患者さんが来ると思った。更に自分の手当て療法の効果を信じていたことで、医院の繁栄を信じて疑わない強い信念ができあがったのだ。
13.人生にはいろいろむずかしいことが起こってくるが、それがむずかしとも思わないうちに、いとも簡単に解決されていく。それが宇宙無限力の威力なのだ。
14.疑念や不安があると願望は実現しにくい。素直なまっすぐな心で「すでに実現した」と願うことが、実現への最短距離なのだ。
15.わたしは不況時に開業したので、最初の一週間はまったく患者さんが来なかった。そんなとき、診療室で一人静かに目をつぶって、「玄関にははきものがあふれ、待合室には患者さんがあふれんばかりにいる」イメージをありありと描いていた。しばらくして、それは寸分たがわず現実になった。
16.なまじ専門的な知識など、ないほうがいい。知識があると素直に信じられないからだ。医者に限って病気が治りにくいのは、そのためだ。
17.赤ん坊は何べん転んでもあきらめず、最後にはかならず立ち上がる。
大人のように「ひょっとしたら立てないんじゃないか」などという気持ちが、これっぽっちもないからだ。
18.太陽がさんさんと照らしているのに、雲がかかってしまえば、その恵みを受けることはできない。わたしたちは知らず知らずに宇宙の無限力に雲をかけてしまっていないだろうか。
19.こんこんとわいている泉の水を、コップに一杯いただくか、風呂を沸かせるほどもらっていくか、それは皆さんの自由だ。 宇宙力も同じで、無限にあるものを少ししか使わないか、たっぷり使うかの差だけなのである。
20.わたしの開いた医院は大盛況で、わたしは自家用車で往診に忙しい毎日を送っていた。そのうち体を壊し、肺結核にかかってしまった。
わたしは「天職である医者の仕事をしているので、病気は必ず治る」と信念をもち、念じつづけた。いつのまにか結核は自然治癒した。
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