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2016年11月06日00:24

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「マイ・フェア・ネイバー プチデザ」っておもしろかった

 分類だと少女漫画に属するようで、森野萌さんという方の作品だ。
 5巻あるが1巻が短く、だいたい2巻くらいの分量だ。
 話としては家庭的に恵まれない少年と、お隣にす住む小さな少女が出会う。
 長じて男は高卒だが努力し飲食業で働く、少女も努力し実は男と同じ県下屈指の進学校に進学、元いた部屋で一人暮らしをはじめ男に近づく、そして二人は心を通わせていくという話だ。

 お手本のような恋愛物語だが、最高に気に入ったのラストシーンだ。

 正規社員になり店長になった男は地方で暮らす、そこで20歳になった少女が訪ねてくる。
 少女は髪も伸び美しく成長している。
 再会した二人はしばらく手を握り見つめ合うのである。

 木下恵介映画で、最初の場面が手を握り見つめ合う男女というのがあった。
 それは「信頼の証」であり、一つの象徴とも言えるシーンだ。
 多くを述べないでも、そこで二人は信頼しあっていることがわかるのである。

 作者が何を参考にしたのかわからないが、すばらしい純愛物語だと思った。

 純潔教育が否定されてから、こういう作品が少なくなった。

 でもやはりこういうのって大切なんじゃないかな?と思った。

(11/10(水)修正)
 男の母校は小学校の運動会に参加していた時に出たセリフからなので、高校は違いますね・・・高校の運動会だと思ったのですが私の勘違いでした。・・・お詫びのうえ修正させていただきます。
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コメント

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