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2016年10月29日23:32

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映画「ジェーン」

昨日の夜は久々に2本の作品を鑑賞。
まず1本目がこの西部劇です。

ナタリー・ポートマン ユアン・マクレガー ジョエル・エドガートン
「ジェーン」Jane Got a Gun

南北戦争後の西部。
夫と娘と共に平和に暮らしてたジェーン。
ある日、夫が撃たれて重傷を負った姿で帰ってくる。
撃ったのは悪名高きビショップ一家。
そのビショップと戦うためにジェーンはかつての恋人ダンに助けを求めるが…


時代の流れか、昔と比べ西部劇は殆ど作られなくなり、あっても年に1本か2本程度か?
去年はデンマーク産西部劇「悪党に粛清を」は正統派な内容で良かったり、
今年はタランティーノ監督の「ヘイトフル・エイト」は密室サスペンスの異色西部劇と、
最近観た所ではこんな感じだが、今年2本目の西部劇がまた観れるとは。

これがまた内容的には異色なのかな。
女性一人を巡る男二人の三角関係を軸にした復讐劇?
と分かりやすく説明すればそんな内容と言ったところだが、
その男女間のドラマも復讐劇もどっちつかずと言った所か、
もう少しテーマを一つに絞っても良かったのでは?

内容的にも地味だしあまりパッとしない作品だった。
でも所々光る物もあって、映像的には良いシーンもあったり音楽も良かった。
ただ、クライマックスが設定的に面白そうなのに生かされてないのも残念。
その設定が、主人公たちが逃げ込んだ家が要塞と化して周りから襲撃する多勢の敵を相手に戦う。
過去の西部劇で言えば「リオブラボー」、またアレンジした「要塞警察」のようなクライマックスなんだけど、
この戦いもどうも見せ方がアッサリ。
家の周りに罠を仕掛けて敵を一網打尽するオッ思わせるシーンもあるのだが物足りない。
この辺りのシーンがとにかく暗い。暗いのは当たり前なんだけどもう少し工夫が欲しい。
設定はいいんだけどね。


主演がナタリー・ポートマン
かつての美少女が大人の美女に見事に成長した。
子役で注目浴びると大人で失敗する例も多いが、彼女は見事な成功例と言って良いだろう。
今回は製作も兼ねてるせいか、女性向きらしい西部劇と言ったところか。
そういえば同じナタリーの製作作品で、つい最近「高慢と偏見とゾンビ」を観たところだが、
こちらは恋愛ドラマにゾンビを交えたアクションが見事に融合した傑作だったと私は思うが、
それと比べれば本作は先にも書いたように主題がぶれてるようでイマイチ。


監督が誰かと思えば、
ギャビン・オコナー!
私がつぶやきで何度も「何故公開しないんだ???」
と思わせた私の中での大傑作というか名作「ウォーリアー」の監督だ。
この作品を観たのも「ウォーリアー」の監督だから観たのが大きかったが…
あまりそれは関係ないような?
ナタリー・ポートマン製作で彼女の色が出たのか、監督が今回脚本も手掛けてなかったのか?
この監督にしてはがっかり。


共演がまたその「ウォーリアー」の主役の一人であるジョエル・エドガートン!
「ウォーリアー」の監督主演コンビだから余計に期待したけど…
今年は「ブラック・スキャンダル」でも良かったエドガートン。
今回の役柄においては良かったです。
エドガートンの渋さが光っていたのは間違いない。

それともう一人の共演がユアン・マクレガー
ナタリー・ポートマンにユアン・マクレガーの顔合わせに、

アミダラとオビワンじゃないか(笑)

SW繋がりの顔合わせも面白いですが、今回は敵対してる役。
悪役を演じるマクレガーだった。
そういえばあまり悪役のイメージが湧かない彼だけど(過去に何度か悪役をやってるが)
今回は本人と最初気づかない位に見事にイメチェンしてる!
本当に憎たらしい悪役だった(この次に観た作品では全く逆の役を演じるとは)


「ウォーリアー」の監督主演だから期待したものの大したこと無いような作品だった。
ナタリー・ポートマン色が強いと言えばそうだけど、彼女としてはそれ程でもないような。
ジョエル・エドガートンの渋さと、ユアン・マクレガーの悪役は確かに良い。
そのユアン・マクレガーが次に観る作品にも出てます。
次の日記へ。
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