今日の天気は雨が降るということで、気分はイマイチであった。
仕事仲間が、天気予報では雨は15時から降ると言っていたので、仕事から帰る時間の前だから濡れないですむと思っていたら、13時くらいから雨が降り、結局、カッパを着て帰るはめになる。
今日は夕方から、シネマヴェーラ渋谷に行き、羽仁進監督『午前中の時間割り』と内藤誠監督『ネオンくらげ』を観る。
ちなみに、シネマヴェーラ渋谷の荒木一郎特集は、今日で最後。
荒木一郎は『午前中の時間割り』では音楽を、『ネオンくらげ』では出演をしていた。
で、羽仁進監督の『午前中の時間割り』。これがもう退屈極まりない映画であった。
仲良し女子高生二人が夏休み旅行に行くのだが、自由奔放な方が旅の途中で死んでしまう。
生き残った方は男友達と一緒に旅行中に撮った8ミリの映像を観ながら亡くなった友達を語るという内容であった。
正直、ストーリー展開というものがなく、生き残った方と男友達がだらだらと話をしているだけ。
亡くなった女子高生が魅力がある存在であるのならいいが、ほとんどの登場がサイレントでの8ミリ映像なので何も感じられずに終わった。
物語に主人公達と距離のある大人達が登場するがそれで作品に何かを与えていたというわけではなかった。
結局、この映画は使われている音楽と挿入歌が良く、それでまだ見られる映画になっていた。
70年代のATGだからできた映画ではあるが、だからといってこれはちょっと、という感じであった。
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