mixiユーザー(id:11082433)

2016年10月26日00:44

166 view

10月中旬、月の撮影

 先月から異様なまでに晴天が少ない状況が続いていましたが、今月中旬になってようやく夜間に晴れるようになってきました。満月前後でほぼ夜通し月明かりがあることと、体調が崩れ気味だったことから、気合いを入れた星雲星団狙いはせず、玄関先から空を見上げて晴れていた時に、庭先にちょこっと望遠鏡を出して気楽に月の撮影をしました。


月(月齢11.5)
フォト

2016年10月12日21時50分、1/250秒露光、キヤノンEOS Kiss X50(ISO800,JPEG)

月(月齢17.7)
フォト

2016年10月19日02時41分、1/20秒露光×10、キヤノンEOS Kiss X50(ISO100,JPEG)

月(月齢18.8)
フォト

2016年10月20日04時10分、1/30秒露光×9、キヤノンEOS Kiss X50(ISO100,JPEG)

共通データ
トミーテックBORG100ED(f1280mm,F12.8,EXTENDER EF×2使用)、GPガイドパック赤道儀、東京都足立区にて

 12日は、波状高積雲が広がる天気での撮影。雲が途切れたタイミングで狙いましたが、透明度自体は良かったけど、波状高積雲の存在から予想される通り気流は大きく乱れており、像は陽炎のように細かく揺らいでいました。コンポジットしても像の動きが大き過ぎて解像度が下がるだけなので、高速シャッターの1枚撮りにしました。
 19日未明は、全面に薄雲が広がる空。この薄雲に月の強烈な光が散乱されて、海の部分の灰色が明るく、コントラストは低い見え方でした。しかし、気流はとても安定していて像の揺らぎがほとんどなく、欠け際のクレーターはとても鮮明にくっきりと見えていました。
 20日未明は、透明度の良いすっきりした晴天。気流の乱れは前夜よりは増えたものの、像の揺らぎは陽炎のような激しいものではなく、スクリーンの幕がごく緩やかに波打つような感じでした。像はコントラスト良く、かつクレーターなどのエッジもくっきりと鮮明に見えました。

 撮影した写真も、それぞれの見え具合を反映した結果になりました。同じ月であっても、月齢や気象条件によって見え具合が全く異なることを改めて実感した日々でした。
2 2

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する