今日もチラシ配布の仕事の日であった。
昨日に引き続き、お客様をなかなか捕まえることができず、とっても焦っている空気がオイラ達の中であった。
しかも、オイラ自身、チラシの配布枚数がいつもよりも少なく、それがオイラ自身を更に焦らせるのであった。
情報で、店がお客様があまりにもいないので暇な状態なので、店員さんがオイラ達配布員の様子と、配布ポイントの人の流れを見に来るというが流れて来て、いつ見られるのかがわからないので、気を抜いて仕事をするということができなかった。
そして、夕方。
オイラはまだお客様を一人も案内していなかった。だから、切羽詰まった心境であった。今日、ゼロだったらどうしょうという不安を抱いていた。
その時、オイラの目の前にいた他の店の配布員が通行人に自分の店の商品の説明をし、店に案内しようとしている姿があった。
その他の店はオイラの店よりも商品の値段が高いというのを聞いていたので、ダメ物とで、大声で自分の店の商品の値段が安いのをアピールするのであった。
最初、話を聞いていた通行人はオイラの声に気が付かなかった。だから、オイラは更に声を大きくし何度も安さをアピールするのであった。
すると、通行人はオイラの声に気がつき、他の店の配布員から離れオイラの方に来たのであった。
まさかと思ったが、オイラはやってきた通行人の人にすぐ説明を始めるのであった。
そして、オイラの店の方が値段が安かったのと、オイラの店の系列の他店で買っていたので、オイラの店に来てくれるのであった。
最初に捕まえた他店の配布員には申し訳ないが、とてもラッキーだと思った。
来る可能性は低いと思っていただけに、大逆転が起きたわけである。
正直、他の店のお客様を奪うというのは大きな喜びである。
今日はそれほどいい結果ではなかったけれど、奪えたというのがオイラにとってはとても大きなことであった。
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