本棚の文庫本が相当痛んできました。ま、30年はたってるし、
それ以外の本も、独身時代の物、学生時代のものまである。
中学時代のタゴールの詩集なんか、紙がまッ茶色。
でも、ときどき開くから、捨てようという気になれません。
この前も、表紙が擦り切れてはがれそうになっている「十八史略」を読んでいた時、
隣の席の中学生が、「あの本茶色」と、聞こえる声で、つつきあって笑っていたので
ふとよく見たら、ほんとに染めたようなきれいな茶色
あー、ほんとだなと可笑しくなりました。
別に恥ずかしいわけではないけど、
これだけ長い間私とともにいてくれてる本だから、ちょっと綺麗にしてあげよう、と
家に帰って、手近にあった草花の模様の紙で本をカバーしてあげたら、
!!・・・可愛い!!
ビックリするぐらい可愛くなって、それからはこの本を連れて歩き、
バックから取り出すたびにうれしくなってきます。
中身は茶色だけど、表紙が素敵なので、とても誇らしく思えます。
それからは、暇を見てはいろんな古本をカバーしてにんまり。
表紙に使える可愛い紙は無いかなー、と今日も探しています
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