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2016年10月09日16:25

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映画「ジェイソン・ボーン」

今日の朝、109シネマズ大阪エキスポシティのIMAXで鑑賞。
あのスパイアクションシリーズにあの男が主役で帰ってきた!

マット・デイモン
「ジェイソン・ボーン」Jason Bourne

あれから姿を消していたボーンの所に元CIA同僚のニーキーが現れる。
CIAが新たに監視操作させる極秘プログラムを始動させようとした事と、ボーンの過去にまつわる事を告げる。
それを機に再びボーンは動き始めたのだが…


ボーンシリーズ、久々の続編。
5作目ですが、4作目と言いたい所。
「ボーン・アイデンティティー」「ボーン・スプレマシー」「ボーン・アルティメイタム」の3部作。
これは回増すごとに面白かった。
その次に4年前に感想も書きましたが「ボーン・レガシー」があったけど、
これはそれなりには面白いが、無理矢理感があって主役代えてまで作る必要があったのか?
と思ったほど(その主役がホークアイことジェレミー・レナー)
その時に思ったのは、やっぱし…


マット・デイモンでボーンが見たい!


あの時はもう本人が演じる気が無いのかと諦めてはいたけど、
久々にデイモンのボーンが見れる!
この嬉しさは大きかった。
デイモンの主演作は数多いけど一番好きなのはボーンシリーズ。
彼のイメージは孤独で追われながらも追う謎の男が似合う。
「ボーン・アルティメイタム」から9年ぶりの続編ですが、


最高に面白かった!


ただ、難点を言えばストーリー展開が過去3作とほぼ同じ。
毎回同じ繰り返しのような気もする。
どれだけCIAは腐敗してるんだ?
と思うほど毎回ボーン抹殺を狙うCIA上官に刺客たち。
主人公と元組織との戦い。
今回も新たな敵が現れて追いつ追われつのスパイ合戦。
他の007やミッションインポッシブルなどのスパイ映画シリーズとは違う魅力でもある。

でも劇中は最初から最後まで緊張感たっぷり。
一応、アルティメイタムで完結はしてるけど、
ボーン誕生の鍵となる「トレッド・ストーン作戦」の更なる核心に迫ると言った内容。
ボーンの父親が実は作戦の考案者で、謎の死を遂げてる新事実には、
ちょっと付け足した感はあるにはあるが、
でもボーンが作戦に志願した動機が謎だったんでその点では解明された点は良い。
これも脚本が試行錯誤したかなとは思うが、
でも個人的には純粋に面白かった。

ボーンの面白さは常に敵に追われつつも、自らも敵を追う。
この緊張感が最初から最後までの持続感があるのが良い。
レガシーに物足りなかったのにはそこもある。
アクションにおいてはシリーズでも最高ではないかと。

ボーンのアクションの特徴と言えば、
手持ちカメラに激しいカット割り。
ボーン以降ののアクション映画の演出法が殆どこれが多い。
特撮ヒーロー物でもあるほど。
ボーンが原点と言ってもいいかもしれない。

ポール・グリーングラス監督のグリーングラス演出とも言うべきアクション描写。
グリーングラス監督は2作目からの登板だけど、1作目でもそんな兆候はあったけど、
2作目以降はもう完全にグリーングラス演出が占めた。
最近の監督作品では「キャプテン・フィリップス」もまさにそんな感じ。
この演出法は好き嫌いが分かれるかも。
私的にはボーンシリーズではこのシリーズの特徴であり嫌いではないけど、
他のアクション映画ではどうも苦手に感じる事もある。

前作もそうだがアクションシーンが凄いのも、
常に舞台が人が多い街中で、派手な事をする。
これは見るからにロケーションは大変だろうと思う。
今回はギリシャ・アテネでの大暴動に紛れてのバイクと車のカーチェイス。
さらに極めつけなのはラスベガスでの装甲車と車のぶっ壊しまくりのカーチェイス。


これはもう最高過ぎる!


敵が乗るSWATの装甲車ってあんなに頑丈なのか?と
戦車のように車を次々と破壊しまくり、最後にはカジノに突っ込むなど(笑)
ボーンシリーズの魅力は派手な街中でのカーチェイスに、
ボーン自身のマーシャルアーツを駆使した格闘。
この格闘も後のアクション映画の流れに影響してるほど。


その主演のマット・デイモン
今年は「オデッセイ」でも拝見しましたが、私はこっちの方が断然好き。
アクション物もドラマ物もこなす役者だけど、先にも書いたように彼のイメージはボーンが大きい。
そういえば、最近1年間休業宣言したけどここまでずっと休まずに映画に出続けたので充電期間置いてもいいかと思う。
確かに毎年よく見かけるほど「休まずよく出るなぁ」の印象はあった。

今回のCIAの敵黒幕にはトミー・リー・ジョーンズ
つい最近、「メカニック ワールドミッション」で拝見したばかりですが今回は出番多いです。
「この惑星のボーンは強かった」とは言いませんが(笑)

ボーンに協力する新たなヒロインにアリシア・ビカンダー
今年は「エクス・マキナ」でのロボット役で強烈な印象を残した彼女である。
やはり彼女は今後期待したい若手女優です。

ボーンを狙う刺客にヴァンサン・カッセル
やはり、今回の作品が面白かったのも彼の悪役ぶりが最高だったのが大きい。
去年は「チャイルド44」で拝見しましたが、顔がね…もう完全に怖いw
前よりは一段と強面な顔に磨きがかかったようで。
シリーズの悪役の中では結構良かった方ではと思う。

そしてシリーズにずっと出てるニッキー役のジュリア・スタイルズ
一度見たら忘れられない個性的な顔の女優さん。
ボーン以外で唯一シリーズに欠かせないキャラなんだけど今回は…


正直面白かったけど、もしも次回作があるとしたら内容に趣向を凝らして欲しい。
ストーリー展開がこのシリーズずっと同じだし。
でもこの展開がこのシリーズの魅力でもあるけど。
もうボーン誕生の秘密トレッド・ストーン作戦は後付せずにこれで終わらせるべき。
本作でシリーズ終了が本当はいいかもしれない。

と言いつつも最高に面白かった作品である事は言っておこう!
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