結構見られる意見は下記の通り。
「いろんな意見があっていいのでは？」
「絶賛されているのは批判してはいけないのか？」
「同じ意見でないと叩かれるのか。」
「批判を許さない風潮がある。」
「批判は自由。ゼロな訳がない。」
どうも勘違いしている人が多いように思う。
批判・批評はあって当たり前だし、それを許さない訳でもない。
絶賛されてようが批判して構わないし、同じように絶賛しなければいけない訳でもない。
この人の発言の問題点は
『プロからすれば』
ここにつきる。そしてそれは次のような意味を含んでしまう。
�� 個人の感想なのに、まるで漫画家の「プロ」の総意のように聞こえる。
�� 江川は漫画家の「プロ」かも知れないが、アニメ監督の「プロ」ではない。
同業の奥氏に発言を批判されるのは仕方ないだろう。
それは貴方個人の感想であって、プロ（漫画家）の立場の人全員がそう感じている訳ではありませんよ、と言いたくなるのは当然だ。
ましてや、“同業”で大ヒット作を生み出している宮崎駿や細田守から「プロからすれば…」と言われるならまだしも、畑違いの漫画家がアニメ制作や監督業の何を “プロ” として語れるというのか。
江川が言っている事自体は同じような意見・感想を持っている人もいるだろう。だからこそ個人の意見であれば何の問題もない。
私は「君の名は。」は面白かったし、評価もしているが、諸手を挙げて絶賛し、他に比肩する作品は無いと言う程ではない。面白くなかったと言う人の意見を聞けば頷ける所も多い。
逆に世間で人気の「ワンピース」を私は面白いとは思わないし、海外作品で人気のニモやトイストーリー、アナと雪の女王なども面白いとは思わない。
だがそういうものだし、それで良いと思う。
言われるまでもなく色んな意見・批判はあっていいのは皆だって分かっている。
今回は 『君の名は。』 が好きではない人が江川に呼応しているように思えるが、勘違いしてはいけない。
『君の名は。』を好きな人が一切の批判を許さず叩いている訳ではない。
問題はあくまでも個人的な意見とせず、「プロ」の意見とした、ここだけだ。
「君の名は。」を酷評した漫画家・江川達也が炎上 同業の奥浩哉が「この人、なんのプロなんだろう…」と批判
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=128&from=diary&id=4232037
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