たまたまブルマについて書いている人がいたので・・・もともと歴史の本で「女子にとって動きやすい体操着」として女性解放運動として結びついて、アメリア・ブルマー女史が考案されたことは知っていました。
しかし時代の流れで仕方ないですよね・・・ただ今の短パン形式も昔のブルマーに近くあまり変わったとは思えません。
ただ「女子は赤や水色の短パンでもきれいかもね」と思うくらいです。
私の頃はブルマの上にジャージをはく女子が多く、小学校で女の先生が「ジャージやめなさい」と怒ったりしていました。
成長の早い女子だとブルマーがもはや小さく大変そうでした。
女子が話していて「ブルマーはパンティがはみだしそうで恐いのよ」とか言っていて、「あーなるほどね」と思ったりしました。
今の短パン形式はいいかと思ったのだけど、体育座りをすると見えてしまう弱点もあるのですね。
当時もブルマー姿の女子はあまり見なかったけど、脚線美に自信のある女の子は「どお♪」みたいな感じで楽しそうなのもいました。
男の子の半ズボンがなくなって悲しんでいる女性をネットで見たことがあるけど、結局はその時の流行なのでしょうね。
ただ今男の子も女の子もみんな黒一色なのはさみしい、スクールカラーにするとか工夫はあってもよいようにも感じます。
ちょっといやらしい記事かな。年甲斐もなくすみません。
ただ暖かいので今でもジャージの下ばきなどとして一定の人気があるようです。
今の男の子が大人になった時、短パン女子をなつかしむ人がきっといると思いますよ。
(追加)
青少年だった昔を思い出すと、男の子は好きな女の子や興味のある女の子の体操着姿には「キュン」としますが、好きでもない女の子の体操着姿には何も感じないのです。
人にもよるでしょうけど、男の子は変な女性が考えるほどいやらしくないですよ。
(CIRCL)
https://www.circl.jp/3903
<秋特集>ブルマはなぜ導入され、なぜ消えたのか その意外な歴史に迫る
間もなく秋の運動会シーズン。「今の学校でブルマは利用されていない」という事実、皆さんご存知だろうか。もう教育現場から姿を消したのだ。
現在では、体育の授業は、男子も女子も同じスタイルでハーフパンツをはくのが一般的だ。今の感覚で考えてみれば、昔から、男女ともにハーフパンツでよかったのではないかと思うのだが、女子がハーフパンツをはくまでには長い歴史があるのだ。
そもそもは女性解放運動の象徴だった
ブルマは、アメリカの女性解放運動の機関紙「リリー」の編集長だったアメリア・ブルマー女史が起源と言える。1851年、友人のエリザベス・ミラーが考案した、短めのスカートの下にズボンを着用するスタイルを自分も取り入れ、機関紙でも紹介して普及させようとしたことがきっかけだ(※1、2)。
当時の女性は、コルセットやクリノリンという独特の腰枠を用いた大きなスカートを履いていた。ブルマー女史は、女性のためにもっと動きやすい服装を提案したのだ。「女性は自由で健康な存在になるでしょう」とブルマー女史は説いた(※3)。
ブルマは、女性解放運動の象徴になったのだが、一方で、女性が男性の領分である“ズボン”に侵入するものとして嫌悪やからかいの対象になり、結局、定着はしなかった。
なぜブルマが体操着になったのか?
ブルマー女史の提唱から30年近くたった1880年代にアメリカのある私立学校で、ブルマが体育着として採用された(※1、3)。これが体操着としてのブルマの始まりだ。形としては、“ブルマ型パンタロン”で上着はなんとセーラー服だった。
当時の日本では、体操着というはっきりしたものはなかったが、男性の袴(はかま)を改良した「女袴」が使われていた。1900年始めに、アメリカ留学から帰国した井口あくりが東京女子高等師範学校に赴任し、女子体育教育の重要性を説き、ブルマ型パンタロンとセーラー服を機能的な快適さを強調し、体操着として採用させた。
ブルマはより機能的にと改良が重ねられ、東京オリンピック女子バレーボール日本代表のユニフォームはやや短めでゆるめのブルマだった。しかし、外国人選手がぴったりとしたより機能的なものをはいていたことから、日本でもぴったり型のブルマが定着した(※3)。
“動きやすく機能的”な体操着であればよい
しかし、1980年代から90年代にかけていわゆる“ブルセラ”が社会問題化したり、女子生徒が「なぜジャージじゃダメなのか」とブルマをはくのをが嫌がる傾向が顕著になった。学校現場は、強制的にブルマをはかせようとした時期もあったが、2000年ごろ、学校の授業からもとうとう姿を消すことになったのである(※3)。
確かに、ブルマは動きやすく機能的かもしれない。しかし、ブルマである必要性はないのだ。普段、ジョギングやウォーキングなどをするときに、ブルマをはく人は街では見かけない。ショートパンツなりハーフパンツなり、「動きやすい」条件を備え、自分が着たいスタイルというものが受け入れられている。それが結局、一番大切なのではないだろうか。
参考・引用
※1:言語由来辞典 ブルマー
http://gogen-allguide.com/hu/bloomer.html
※2:Review: - ブルマ−の社会史 高橋一郎 女子体操服の興亡描く
https://singapore.kinokuniya.com/bw/9784787232427
※3:中嶋聡著「ブルマーはなぜ消えたのか: セクハラと心の傷の文化を問う」青風社 p34,35,40
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