パーマネント野ばら

今日、西原恵理子のパーマネント野ばらを読み返していたら、つい最近の自分に当てはまることが書いてあった。
以下引用
ひろこちゃんは、まぐろ屋さんで毎日まぐろを解体している。
ので、包丁をいつも右手に持ってて。
ので、ついでがあって、それでダンナの腹を刺した。
（中略）
「ひろこちゃん けっこんして何年？」
「20年ですわ」
「20年で満タンになったんや　女の心は定期預金やからなあ　ひとつガマン飲み込むたびに金振り込んで」
「そーですねん。ある日急に満期になって自分でもびっくりしましたわー。毎日ガマン飲み込んで自分でもこら永遠にいけるんかな思てたらー」

私も、ｵｯﾄを刺しはしなかったけど、先日（8/25のちかあてのラインに「気持ちが冷めてる」と書いてるのでその少し前）10年目に定期預金が満期になった。

発端は、ｵｯﾄがいつものように夜遅く帰ってきて、夕食を食べていて、私はネットで検索することがあったので、パソコンの電源を入れたら、ｵｯﾄが、「今度のマラソンのエントリーフィーの入金日、今日までやねんけど、締め切り時間まで書いてるか、ホームページで見てほしい」というので見てあげると、アウトプットしてコンビニに持っていくとバーコード読み取って手間いらず、みたいなのが出てきたので、ｵｯﾄに伝えると、じゃあ、印刷して。というので、プリンタを立ち上げ、奥の部屋からコピー用紙とってきてセットして、アウトプットしようとしたら、画面上にプリンタマークが出ない。「これ、どうやったらプリンタマークが出てくるの？」と聞くと、「そのくらい自分で考えろ！」という。少し見てみたけど結局わからないので、その画面はそのまま放置して、自分の調べたいことを調べだした。すると、ｵｯﾄは食事を終え、服を着替え、玄関から、「印刷できへんな！」と捨て台詞をはいて、そのままコンビニに振り込みしに出かけて行った。
私「はあ？何様？」と思ったね。瞬間、愛がさああああっと冷めて行った。印刷ボタン押すだけでいい状態にしてあげた私に礼をいうどころか、罵声ですか。ダイニングテーブルから二歩歩けばパソコンの操作できるのに。この人、終わってるな、完全な勘違い野郎やな。ないわ。なしよりのなしやわ、と思ったね。
そして、愛が突然冷めたことに驚きました。こんな風に気持ちが切れる瞬間て、普段から徐々に高まっていくものやと思ってたけど、ある日突然。

まさにひろこちゃんと同じ。毎日、ガマン飲み込んで、このままずっと行けると思っていたのに、突然満期。

結婚する直前、ｵｯﾄに、「結婚生活であなたに嫌な思いするたびに、その思いを石にしてためていく。100個になったら別れるから」と宣言した私だったが、100個なんてとうの昔に超え、私の悲しみの壺は無限大かと思っていたけど、ある日突然、あふれ出してしまった。

それから1週間ほど、経って、なれなれしくしてきたｵｯﾄに、「私、気持ちが冷めてしまったから」と言ってやった。ｵｯﾄは「問題ない、俺の愛は冷めてないから」と言いやがったので、「あの時、もう、この人とはないなと思った。でも、このまま愛がないまま生活は続けていくつもり。今まで通り食事作って、洗濯して、掃除もする。でもあなたが別れたいならそうしてもいいけど」と言ってやりましたよ。

包丁は使わなかったけど、言葉でめった刺しにしてやった。

今まで、わんこちゃんのようにかわいがってきたけど、ちょっと甘やかしすぎたのだと自分でも反省。これからは厳しくしつけなければ。