やさしい夜、静かな夜
それぞれの灯りの中で
それぞれに安らいで
やさしい夢、静かな光
それぞれの熱の中で
それぞれに赤らんで
しばらくぶりに晴れたやうな気がする時間にあいました。
それはなんでもないものでした。
全ては単純で、ほとんど迷うことなくできていることを
忘れ迷うのが人なのです。
それはまるで踊るようで、実はとても素敵なこと
忘れ鳴くのが夜なのです。
しばらくぶりに思い出した気がいたします。
それはなんでもないことだけれど、とても大切なこと。
そして僕もいつかそれを与えられるようになれたらと。
かなしい夢、儚い光
それぞれに赤らむのです
それぞれに鳴くのです
だから夜は美しく、消えてゆき
やさしい夜に、静かな夜に
溶けて光り、その存在を教えてくれているんだね。
大好きな夜、大嫌いな夜
それぞれに色づいて
それぞれにおやすみ。
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